1727 お役人は縛られないのに,国民だけを縛る「(不変)期間」のおかしさ

私が,弁護士になってつくづくおかしいなと思うことに,
お役人等との関係で国民を縛る期間というものについてです。

とりわけ控訴抗告の申立て期間等に関する期間制限は,不変期間といって,民事判決の送達当日から,若しくは刑事判決の言渡しの翌日から14日と厳格に定められ,土日も正月も関係なく,更には大雪が降ろうが,東北大震災並の震災が起ころうが,これを過ぎると控訴抗告は絶対に認められないのです。
だから,実際に,例えば,裁判官はゴールデンウィーク直前とか,年末休みの前に,判決等を出したがる傾向もあります。
大型連休前に判決言い渡しをすれば,控訴の検討する暇がなくなるだろう,依頼者との控訴の打ち合わせも難しいだろう,諦めるのではないかと内心期待してそうするのです。

    私が,不変期間が設けられること自体は,仕方ない側面もあるのかなとは思っています。

    ただ,問題は,お役人は,国民をそのように縛っておくくせに,
    自らに対しては,何らの期間制限が課せられていないのです。
    土日や連休,夏休み等を平気で理由にして,期日や判決期日は先送りします。

    こちら(国民)は厳しい期間制限があるので,あわてふためいて,4月15日以前に抗告申立てをしても,例えば,裁判所は5月初頭の10連休をたっぷり休んで,5月15日ころに受理がなされるのです。
    しかも,他の多くの事件もそうなるために,5月の連休明けは,大型連休を休んでいた分だけ,国民が申し立てた抗告等の審理の開始や判断時期が異様に遅くなるのです。

    国民には,土日も連休も無くいくらでも急がしておいて,自分達はゆっくり連休を楽しんでから,そうやって貯めてしまった事件のために,判断がどんどん遅くなり,国民は迷惑を被る。
    申立時と判断時の,都合二重に迷惑だ。

    お役人が,自分が仕事をする場合に土日や連休を自分のために考慮できるなら,翻って,前記不変期間も土日や連休を度外視するべきではないかとすら思います。
    でないと,国民ばかりが急がされて,税金で喰っている公務員が悠々自適となる不公平が生じると思います。


【行政法規による期間も嫌だ】
民訴刑訴の規定による期間であれば,弁護士がチェックしているところがあるので,まだしもですが,行政法規が設定する期間は,国民への配慮が必要だと私は思います。

行政が責任逃れのために,国民に急がせて,その間に土日祝日・連休も与えないとかは不公平極まりないと思います。
行政のお役人は,休日祝日連休の謳歌の上に,オマケに場合によっては天下りまでついてくるからです。

一方ばかりを縛るのは不公平というものです。
お役人天国とはこれ如何に。

お役人を縛らないなら,国民もせいぜい土日や祝日を度外視した平日のみによる不変期間にすべきだと思います。


【祝日を土日連動型にしたのもお役人の都合】
最近,祝日は,固定日ではなく,毎年●月の第×日曜日とかにして,連休を作る事ばかりされてしまっていますが,これもお役人の都合だと思います。

連休は,中小零細には困りものです。
連休があると,ロジスティックスも動かなくなってしまうので困ることが出て来ます。
例えば大工さんは,そのためゴールデンウィークは全く仕事になりません。

連休にすると,お役人はますます連休ぼけしてしまい,益々仕事が遅くなります。

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