1722 反離婚弁護士 離婚したくないのに財産分与のために反訴離婚請求は起こしては絶対にだめ。予備的な財産分与の争点提起のみで

未成熟子等がいる場合には,
有責配偶者の場合はもちろんですが
仮にそこまでのものではないとしても
離婚請求は,1回目は否定される傾向があるとは思います。

ただ,有責配偶者による離婚請求の場合でなければ,
2回目の離婚請求で,トータルの別居期間が5年を超える場合には,
離婚請求が認められるかもしれません。
問題は,とりわけこの2回目の請求です。

    ただし,家裁はやる気のないアホな裁判官もゴロゴロいますので,1回目でも気を引き締めて係らないと,「現状別居なんだし,どうせもう元には戻らないでしょ?」と「破綻主義」に立って離婚を認めちゃう場合もあります。

    なお,コテコテの有責配偶者による離婚請求の場合で,最高裁まで争って勝った相手の配偶者の方であっても,子どもが成人に達し,かつ別居期間が15年も超えたりしていると,たといまともな裁判官にあたっても,2回目の離婚請求が通ることも一応考えられます。

このような2回目の離婚請求では,
受けて立つ側としては,不当な離婚請求であると思いつつも,
どうしても負けちゃうなら財産分与が欲しいなとつい思うこともあるようです。
長年戦っていると疲れてしまうということもあるのかもしれませんね。


【それでも反訴の離婚請求はだめ】
それで2回目の離婚請求で,一審で負けて離婚が認められたとします。

それに対して控訴するとします。
ただ,そこで悩まれるのが,
万一控訴審でも負ける危険性があることを踏まえて財産分与欲しさに反訴を提起すべきか,ということのようです。
(ただし,後記のとおり,離婚判決確定後でも2年間は財産分与の審判申立てはできますが。)

答えは絶対にノーです。
反訴の離婚請求を出すと,仮に控訴審が一審の離婚判決を破棄しても良いかなと仮に思っていても,絶対に離婚を認める判断を出します。
2万パーセント離婚を是認する控訴棄却判決を出します。
100発100中そうなります。

では,もし控訴審で,万一離婚になることを踏まえて
財産分与も考えて欲しいと思う時,どうしたらよいでしょうか。

それは,反訴の離婚請求ではなく,(予備的)財産分与の争点を提起することです。
それだけで良いです。

ただ,その場合,離婚はしたいのではなく,あくまでも予備的だと断る必要はあります。


【慰謝料請求は?】
控訴審でも負けることを予期して,慰謝料請求をするのはどうでしょうか。

慰謝料請求の場合は,財産分与と違って,争点提起では足らず,反訴請求になります。
これも予備的な反訴ということになるのかもしれません。

    ただ,先の予備的財産分与の争点提起の中に,
    慰謝料的財産分与を求めることはできます。
    有責配偶者なんだから,あるいはこちらには離婚原因がないのだからとして,
    慰謝料的財産分与を多く戴きたいと主張することはできます。
    一定の満足の追加は得られるかもしれません。


【財産分与は,離婚が確定してからでもできる】
2回目の離婚請求であえなく一審も二審も負けてしまい離婚になった場合であっても,
その確定後2年間は,財産分与の申立もできますから,
本当は全然慌てる必要はないのですが,
2回目の裁判での控訴審で(予備的)財産分与の申立をしたいと言われる方のために,反訴離婚請求だけはするなと,クギを刺したかったのです。

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