1688 YouTube広告収入等で食べているYouTuber保守は,いわばビジネス保守。テレビ・マスコミを大きく超える存在ではない。

私なりの,切り口になりますが,
保守というのは,経済を中心にした定義をすれば,
新自由主義でもなく,共産主義でもなく,修正資本主義者であり,両極端を避ける中庸性が必要だと認識している人のことを言うと思います。
・・・・そうでないと,国民の様々な立場を統合できない(新自由主義も,共産主義も一定の国民等を壊す作用を持っている上,結局格差を生み出す)

    なお,憲法の立場は,自由権を基本に社会権をも併存させています。
    すなわち自由主義の枠内での一部修正(公共の福祉原理により,一定程度自由権を制約することで,それを弱者の社会権に振り向ける)ですので,明白に修正資本主義的です。
    (「修正資本主義」という用語は使わないものの,憲法学の第一人者の芦部信喜や佐藤幸治は,こうした説明をしています。)。

    ですので,共産主義も憲法に反しますし,
    そして新自由主義を採る日本維新の会や,最近の自民党の新自由主義的政策は,私から見ると,憲法の趣旨に反した憲法違反であると思います。

      そういえば,TPPは,国家主権の上の組織を認めるということで,憲法さえも乗り越え振り切ることができるのでしたね。

私が大学生だった,30年以上前は,修正資本主義という言葉は
実に頻繁に使われていました。それがあまりに当然でした。

ところが,最近ぱったり聞かなくなりました。

    新自由主義の大企業に担がれた政党(自民)が,政権を取り,かつその取り巻き(公明)も自民に追随しており,おまけに維新がそもそも新自由主義であれば,当然かもしれません。

    かえって,今の日本では,修正資本主義を言う方は,さしずめ,左翼の分類に押し込められるのかもしれません。
    ちょうど郵政民営化を反対した自民党の議員が公認されず,逆に刺客まで送られたのも,まさにこうした現象なのでしょう。


【ネット保守が出て来ても,新自由主義は直されない】
ここ10年,ネットがスマホも含めて,爆発的に拡大し,それとともにネット保守が生みだされました。

ネトウヨとか,安倍信者との蔑称を付けらもしましたが,
その一方で,ネットで強固な保守的な論陣を張る方が相当増えました。

    これらの強固なネット保守は,
    テレビにも出る方もいらっしゃいますが,どちらかというとネット界でお目に掛かる方が圧倒的に多いです。
    書籍も書いている方もそれなりに居ますが,これもやはりテレビで宣伝するのではなく,ネットで宣伝して貰うという方々です。
    講演もしておられますが,ネットからのアクセスに端を発した依頼になると思われます。

    つまり,主としてネットに軸足を置きつつ,可能な範囲でテレビに出たり,本を売り,講演活動をしているという方です。
    テレビには全く出る機会がないような方も半分くらいはいると思います。

    なお,アベ友と揶揄されるネット保守の方も居ますが,それは安倍総理がネットに親和性があるので(サヨクメディアはお嫌いだし),接触する機会があるということが大きいのではないかと思います。

そうした中,この7年間の安倍政治を振り返ると,
どう見ても新自由主義の政策ばかりなのに,
前記強固なネット保守というのは,安倍自民党をそんなに批判しないという気がして成りません。

非難する方でも,外交を誉めて見たり,結局トータルで安倍さんしかいないという結論になり,この7年間の新自由主義立法について,一時反対するが全体として信任に回ってしまうという特徴があります。
彼らは,修正資本主義という言葉はもはや死語になったとでも思っているのか?,全く使いません

前記のとおり,
あれほど当たり前だったし,憲法の理念でもあるような修正資本主義が,なぜネット保守と言われる強固な保守からも聞かれないのか?

私は,この現象は,アベ友とか,アベ信者という用語だけでは,説明し尽くせないと思います。


【要は,ビジネス保守】
私なりの答えは,こうです。

要は,基本,ネットを軸足に置いた言論展開をしているとしても,
YouTubeの抗告収入だったり,ネット番組を提供する企業からの収入を得て生活をしている方ですから,テレビほど露骨ではないにせよ,それなりの規制や自主規制もやはり出てくるのだと思います。

ひところ,韓国という文字をYouTube動画の題名に使っただけで,
バンまではされないまでも,その動画だけ広告が付かなかったりしたそうです。

YouTuber保守は,常に,そうしたバンや広告脱落の危険を避けるようにしなければならないです。
YouTube番組を製作する企業も,当然発言にガイドライン等を設けているでしょうから,ネット保守でも好き勝手にはしゃべれないでしょう。

要は,テレビの規制ほどではないにせよ,様々な規制や自主規制に従っているはずですので,テレビ・メディア界の常識を一変させたといえるほどのものではないと思います。
すなわち,ネット保守でも,こうした制約や規制を受けたり,自主規制をかけたりしているうちに,タブーを徹底的に破るところまは到底届いていないのだと思います。
でないと,食べてはいけない。

こうして,しゃべれることとしゃべれないこと,オブラートに包むことが出て来てしまい,新自由主義的な流れを食い止めることまで行っていないのだと思います。

    なお,大企業の場合,その30%から50%が外国投資家が持分を持っていますから,テレビであればもちろんのこと,ネットでもこの方達の立場をなくすことは言えないでしょう。

だから,私は,彼らネット保守のことをビジネス保守と呼ぶのです。→後注)


【勇ましい非現実のことしか言わないので,イデオロギー保守とも?】

なお,関係者への忖度の結果,こうした核心に迫る言論活動を行うことが結局できないという現象面を捉えて,イデオロギー保守と呼んでも良いのかもしれません。
というのは,彼らは,その置かれた事情や利害関係等から,問題の核心に迫れない時は,必ず勇ましい掛け声とともに,もっと大きな問題とかを前面に打ち出してくるからです。→後注2)


【今後は,ビジネス保守もイデオロギー保守も見破る必要あり】

今後は,テレビメディアを鵜呑みにしないのはもちろん
ビジネス保守もイデオロギー保守も良く注意して見る必要があるかもしれません。

彼らも所詮,金を稼がないと生きては行けないのです。

彼らが悪いというのではなく,彼らに任せていたり,その言葉を鵜呑みにしているだけでだめだということ。

自分の目で見て良く考えて,選挙でも何でもアクションを自分で起こすことが必要です。

    食べていくため仕方なくしているネット保守が実はビジネス保守だとして,
    そのこと自体を非難するのは適当ではないと思いますが,
    しかしそうだからといって,彼らの言説を聞いて我々国民が納得しなければならないことにはならないと思います。


    後注)
    有名な保守系YouTubeチャンネルでは,
    米国のディープステートや国際金融資本の問題はよく取り上げますが
    もっと身近な,安倍自民党を支えている日本の企業の内実については決して触れようとしません。

    YouTubeの広告収入がなくなるからではないかと私は踏んでいます。


    後注2)
    なお,ビジネス保守とかイデオロギー保守という呼び名は
    風花未来チャンネル(YouTuber)さんから借りましたが
    彼の用語法とは違うかもしれません。

    以上は,私なりの用語法で使わせて戴きました。

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