1654 政教分離,政教分離というけれど,ユダヤやイスラムは政教一致の国,民族

憲法20条は,政教分離を掲げていると言います。

そして,こうした流れはフランス革命から始まったとは思うのですが,
政教分離,政教分離を激しく喧伝されていると思います。

    フランス革命は,よく調べてみると,とんでもの話だそうです。
    国会議場では,パリで一番の売春婦を連れてきて
    これを自由の女神と仕立てて,議員が皆 焼香を挙げたり
    えもいわれぬ醜態の宴を開いたと言われています。

    そのお下劣さに,かの恐怖政治のロベスピエールも赤面嘔吐して国会議場を後にしたという。

    また,ルイ16世の下財政難でもなんでもないのに,これを煽って革命を起こし
    しかも,その前に,財政難であれば,これに協力するし,国民の側に立つことを宣言したカトリック協会筋の意見も完全に無視して,革命に移行したということです。
    その挙げ句,カトリック教会の持っていた農地等は,ほとんど没収されたということであり,しかもそれが売れずに,投げ売り状態だったとのことです。
    (それを真似たのが,戦後の農地解放です。
    ここでも日本の寺院の農地等が徹底的に没収されました。)

    おかしな事をしてくれたものです。

もちろん,日本でも,神道のことをその関係で,厳しく言われる向きがあります。


【最高裁の解釈は目的効果説】
ただ,最高裁の政教分離の解釈は
目的効果説に立っています。

国家が,特定の宗教を支援助長・もしくは弾圧する目的を持ち,かつそのような効果を伴うものに限って政教分離原則に違反し憲法違反だとするのです。

    早い話,宗教の私立学校が,国からの財政支援をうけても,
    それが学校一般に支出されるものである時は,
    特定の宗教を支援助長する目的も,効果も無いでしょうから,政教分離原則には抵触しないのです。

なお,ここで,笑ってしまうのが(失礼),かつて共産党のだした憲法改正案です。
信教の自由等を認めつつも,国家が反宗教の宣伝をすることができるなどとしているからです。

国家が国家権力を背景に巨大な予算を付けてやれば,既存の宗教に対する弾圧に成ってしまうのは明白なので,本来政教分離原則には明確に反するはずです。


【政教一致としてのユダヤ教・イスラム教の国や人々】
ところが,実は,ユダヤ教や,おそらくイスラム教は,本質的に政教一致の宗教です。
仏教やキリスト教は,内心の問題にすぎないとして政治などと区別することが論理的に可能かもしれませんが,前記宗教はこれができないのです。

イスラム教等は,政治や法律をも直接規定するものなのです。つまりはその宗教の精神を入れ込んで運用しなければならない。
日常生活にも,つまりは行政もそれに従う必要がある。
これは,戦前に若宮卯之助という方が指摘されております。

なぜ,これほど当たり前のように世界的に政教分離が喧伝されるのに,こういった宗教の方々や国はそれがないわけなんです。
政教分離もへったくれもない。むしろ政教一致でなければならない。

とすると,政教一致の宗教に属する方々が,他の宗教や他の国家について,政教分離を言い立てるとしたら,おかしいことになるはずです。
前記共産党が政教分離を言うような話。

例えば,長いこと,国がなかったから他国に何やっても良いのではなく,他国に影響を及ぼす力のある人々は,その時点でその国の国家権力と結びついているのですから,政教分離でなければならないと思います。
その国の宗教を弾圧したり,自分の信じる宗教をひたすら護ることをしてはならないはずです。

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