1638 橋下vs.チャンネル桜・・・・出演料を自ら提示しながら「討論をしないかも」の橋下はおかしくない?

事の顛末は以下のとおりであるようだ。

    ①沖縄の保守・我那覇真子が
    橋下の書いた沖縄の本について,論評を述べたところ,
    ②橋下がTwitterで噛みついた。

    ③その後,それなら討論をしましょうと,チャンネル桜の水島社長が橋下に申し出た。

    ④それに対して,橋下事務所は,90分間の討論で数百万円の報酬と旅費の提示をした。
    (提示額については,水島社長は明言は避けている)
    ⑤水島社長は,お金を貯めて,その提示額を支払うと返事を出した。

    ⑥するとその数日後,橋下側から「お金を用意されても,討論を受けるかどうか分からない」
    という追加書面が来た。


【討論の申出の承諾に当たるのでは?】
橋下さんは,どちらかというと私は評価していた方であると思うが,
この対応は法律家としてどうかしら?

何故なら,水島社長の討論申出に対して,ギャラ等の提示を敢えてしたのだから,
それを払うと言ったら,討論の契約は本来成立すると思われるからです。

もし,最初から受ける気がまったくないのであれば,
そもそも④の時点で,明確な金額の提示はしないで,
「仮にいくらお金を積まれてもお受けするかどうかは分からない」
と最初から断りを入れた返答をすべきだったと思われる。

金額を提示したら,そして提示された相手方が少なくともそれを払うと言ったら,
本来討論出演の契約は成立すると思う。
契約とは,書面はなくても,成立するものだからだ。


【代金は,契約の本質的要素】
法律学上では,代金は,契約における本質的要素です。
売買契約であれ,請負契約であれ,はたまた出演契約等であれ。。。

これを持ち出して,それを相手方が払うといえば,契約は成立したとみるべきだと私は思うのですが。


【少なくとも誠実ではない】
仮に厳密な意味で契約が成立していないとしても,
このような自らの金額の提示にもかかわらず,
それでもなお,討論を受けない,避けるとしたら,
禁反言というか,
最低でも道義的には問題の残る対応になるのではないか?

敵前逃亡という言葉は使いたくないのでそういった議論はしない。
ただ,金額提示後の「前言撤回」の類は,まったく紳士的な対応ではないと思う。

・・・・喩えは悪いが,どこぞの国がよくやる『動くゴールポスト』みたい。
  もはや,法律家ではなく,政治家ですかな(Politician)?→後注)後注2)


    後注)
    私が,ちょっと,この人嫌だなと思ったのは,
    橋下さんが,我那覇真子さんやチャンネル桜(水島社長)を,どこか
    自分より何処か下に見て,ものを言っている感があること。

    如何に自らは,内心歯牙にもかけない相手方からの申出であると思われたとしても,
    だからといって,その相手を見下したりしたり,誠意のない態度を取ったとしたら,それは如何なものかと思う。

    そんなんなら最初から言葉を尽くして,丁重にお断りすれば良かったと思う。
    結果的に相手をおちょくるような羽目になれば,橋下さんの信用を落とすことにもなると思う。


    後注2)
    ところで,橋下さんと,チャンネル桜水島社長とは,直接の面識はないまでも,
    橋下さんのかつてブレーンを務めた高橋洋一さんがチャンネル桜の番組に頻繁に出演しており,橋下さんは,彼から水島社長のことをよく聞くことも出来る立場にあった。

    そうだとすれば,このような不誠実な対応は,尚更すべきではなかったと思う。

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