1637 行政の壁を突き崩すには,もはや「弁護士一人一国家賠償訴訟のノルマ」しかない!?

ここのところ,行政の不祥事が立て続いていて,
筋が通らない不正義なことばかりがはびこっています。
弁護士としては何とも歯がゆいばかり。。。

    それでなくとも,
    「これって,行政の仕事?
    弁護士がやった方が遙かにいいんじゃない?」

    という仕事は実に多い。
    行政は予算欲しさ,権益拡大のために,どんな分野でも首を突っ込むのです。
    天下り先も欲しいし。。。。

    しかも自分達の能力では到底出来もしないのに,です。
    その出しゃばりのお陰で,どれだけ,逆に国民に不利益が及んでいるか。


【司法改革は,弁護士が行政と戦い,風穴を開けさせる趣旨だった】
今や,弁護士が悲鳴を上げている司法改革による弁護士の増大。
もちろん,我が事務所も経営難です。

小泉のやった司法改革には大いに異議ありまくりです。

ただ,唯一,理念として意味があったのは,閉塞的な行政を弁護士や裁判の力でこじ開けること,がありました。

これを増えた弁護士どもにさせる目的があったのですが,
今のところ,弁護士は何もせず,
従来からある仕事をただ食い合って,皆 疲弊している状態です。


【国家賠償訴訟では,一件で何人も担当者をあてがう】
私がこれまで国家賠償を見聞したり,
一件だけですが,自分で訴訟を起こした経験から言いますと,
愚にも付かない国家賠償訴訟でも,職員を何人もあてがい,総力を挙げて防戦,潰しにかかってくるのです。

毎回遠くから,例えば東京からでもはるばる,4名は同時出廷します。
単なる民事事件なのに,しかも大した期日でもないのに,電話会議は一切使いません。
私は彼ら4名以上の職員のことを「ダンゴ4兄弟」と呼んでいます。
(そのため,訟務検事=裁判官出身は,毎度毎度の旅費日当で稼げるので,同期より20万円も月収が多かったりします。実話です。)

あのケチケチで有名な財務省が,国家賠償訴訟封じには,こうして,惜しみなくお金を出すというのですから驚きです。
まったくの無駄金ですが,それを出しても勝たせたいと思っている証左です。

    言い換えると,そのくらい行政事件や国家賠償事件は国の守りが堅い。
    だからこそ,弁護士もそんなの嫌になっちゃうわけですが,逆にだからこそ,司法改革の趣旨としては,しっかりやれということなのかもしれません。
    ・・・・今の行政の体たらくを見れば,そうなります。


【弁護士がしょっちゅう戦いを挑む警察は,行政の中では洗練されている?】
行政の中で,まだマシといいますか,頑張ろうとしているのはやり警察だと思います。

警察は,被告人や弁護士から直に激しく戦いを挑まれます。
そして1000件に一件くらいかもしれませんが,無罪が出ることもある。
そこで警察の捜査のあり方に猛省を促すことになり,警察は成長する。

無罪判決が出るというのは,言ってみれば
行政一般になぞらえると,折角やった行政処分が取り消されたとか,国家賠償請求訴訟が通ったようなものてす。

行政一般に対しては,弁護士は余り牙を剥くことがないし,
剥いても,鉄壁の守りで固められ,現に門前払いになったりするので、
弁護士は皆 やる気がなく,従って,行政はいつまで経っても洗練されない。


【弁護士が国家賠償をばんばん打つようになると】
ただ,行政訴訟は兎も角として,せめて国家賠償だけでも,
頻繁に提訴するようになると,行政は変わると思います。
先の警察の例と一緒です。

4万人いる弁護士が,皆 定期的に行政を国家賠償で訴えるようになると,
1事件に4人も5人も訴訟に出廷させるような真似は出来なくなります。
そのくらい活況を呈するようにして,守りにくくしなければなりません。

打てば打つほど,風穴が空くはずです。

弁護士1人につき,1つの国家賠償請求を,仮にノルマとしたとすると
4万件は提訴されることになる。
国や財務省はてんてこ舞いになるのではないか

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