1490 法テラスは,金銭問題と委任問題を分けて,前者には全責任を持て!

法テラスが,弁護士にとって使いづらい点は
お金の安さではなく,手続の面倒くささです。

そしてありとあらゆる責任を全部弁護士に負いかぶせることです。

まず,法テラスを使いたいというお客さんが来ると,
申込み書や委任状を作成してもらい,
そして併せて立てえ払い金の引落の承諾書面を書かせた上,
弁護士が代行して法テラスに提出します。

ところがそこまでやっても,まだまだ全然十分ではありません。

法テラスに準拠した様式での契約書及び重要事項説明書が必要だと法テラスに言われます。

しかもそれらは,法テラスの報酬額決定書の後に作成されたものでなければならず,
その契約書には,決定された金額の書き込みを踏まえたものでなければならないとするのです。

つまり,弁護士としては仕事をとっくの昔に始めている中,
法テラスから,その後になされる報酬決定の後に依頼者から契約書及び重要事項説明書にサインを貰ってこいと言われるわけ。

問題はどこにあるか?


【弁護士は金銭問題は関与できない以上,法テラスが責任を持て!】
最も重要なことは,報酬・金銭の話は,弁護士が決めることでも何でもなく,法テラスの決まりとして自ずから決まっていることです。

    かえって,弁護士の仕事量に比して著しく低額に設定されています。
    弁護士が直で依頼されても普通受任しない低い額だったりします。

元々,金銭の立て替え払いの関係は,まさに法テラスと申込者との関係です。

本来その申込者と法テラスの金銭立替え契約がベースになって
初めて弁護士は仕事を受け,かつ法テラスによる立替払いを受けるのです。
また法テラスが依頼者との関係で立て替えしてくれないのであれば,そもそも忙しい中弁護士は仕事は受けません。

ところがにもかかわらず,この金銭にかかる契約と,先の法律業務の委任契約とを連結して一体化させた上,弁護士に,法テラス・依頼者間の立替払い契約の代行を強要するのです。

それが特に問題なのは,法テラスの報酬決定後に契約書を取り付けてこいと言われることです。
金額の決定の前では契約書を作るなというわけです。

一番困るのは,既に仕事を完了した後にそれをさせられることです。

    仕事の後だと,契約書にサインしてくれないお客さんも必ず出てくるのです。
    それは,弁護士が誰しも経験していることです。
    後からは請求できない。

    弁護士はだから,100年前からたとい一部でも先にいただくというやり方を取っているのです。

法テラス料金は,元々法律等で決まっていることであり,
しかも弁護士は報酬額の決定には一切関与できない以上,
その金銭関係の問題は,法テラスと依頼者との関係だけで本来決着付けておくべきものです。

法テラスは,我々弁護士が仕事を開始する前に,自ら積極的に依頼者と接触をとっていただいて,金額の予告等の折衝をしていただきたいです。
(その上で,折り合いが付かなければ,弁護士は仕事しないだけです。)

もし法テラスを使うという約束の下に仕事だけ先にさせられて,
結局契約書にサインしない依頼者さんが出てきたときは,
弁護士は当然に依頼者に損害賠償請求することにもなるでしょう。

だから,法テラスは,公務員クオリティーって言うんだ!

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中