1380 目利きの出来ないおばかな法テラスは,民営化がベストチョイス。

法テラスによる報酬査定を見ていていつも思うのは,
お客さんのためと思って,「頑張ってやればやるほど,張り合いが無いな」
という感覚に襲われること。

やればやるだけ,「ああ真面目にやって損したな」
「こんな精一杯の努力,創意工夫すらも全く報われないんだ」
と思わせないような報酬体系に近づけないとだめだと思います。

    「私がやらなきゃ誰がやるんだよ」「もしやらなかったら私が後で非難されてしまうの?」といったこと,つまりは無理くり対応せざるを得なかったのでも
    「報酬基準に書いてありませんのでお支払いできません」
    となると,つい二度とやるかと思ってしまいます。

頑張る意欲を失わせない,というか,折角の創意工夫や努力をできるだけ拾おうという姿勢がないともうだめだと思います。

小泉改革でなされたものは,本当にろくなものがないと思います。

(アメポチだからな)


【報酬基準にきめ細かさや柔軟性がない】
報酬基準ないし,追加支出基準が余りにも大雑把であるほか
ゆとりが無いので,どうしようもない感じですね。

    喩えて言うなら,
    ブックオフで書籍を持ち込んで売った時に受ける印象に似ている。

    そこでは,書籍の価値も分からない,右も左も分からないド素人が,会社の方針や指示どおり,つまりはラフ過ぎる基準で振り分けるだけ。
    例えば(実際はちと違います),
    ・漫画本は売れるから一律30円,
    ・1年以内に出た書籍は20円,
    ・その余の書籍は特に有名な人のものでない限り一律10円,
    ・発刊後後5年を過ぎていれば引き取らない
    とか。

    異様に低い値段で買いたたくだけでなく,そもそも基準が3つか4つくらいしかない。
    だからみんな,アマゾンで売るようになったんだよね。

    法テラスの基準も,ブックオフ同様,そもそも報酬基準全体が低廉に過ぎるのみならず,支払額を決する基準が極めて極めてラフにすぎる。

    (追加)支払基準が4つしか規定として書いていなければ,どんなに実質的には必要不可欠でどれほど大変だったかを詳細に説明しても,まるで一顧だにしない超お役所仕事。。。
    別にこちらは何でもかんでも払えと言っているのではなく,こちらの努力や創意工夫,依頼者への思いやり等を少しでも汲み取って欲しいと思うだけ。

    要は,目の粗い編み目のようなもので,それから漏れたものは,一切支払わないという話
    「これじゃやる気が出るわけゃ無いよ」ってか。
    →後注)

さすが法務省公務員クオリティーって感じです。


【元弁護士会の報酬基準における多様性や柔軟性の確保】
今は弁護士報酬が自由化されたので,弁護士会の作成した弁護士報酬基準は無くなりましたが,今でもそれに準拠して仕事を受けている弁護士が殆どです。

旧来の弁護士報酬基準として優れているというのは,以下の点です。

それは,パーセンテージ基準と固定費基準(〇〇円という金額)という二段構え・二刀流もアリとしていること。
パーセンテージというのは,求める利益の額に対して〇%の割合で報酬を戴くというもの
もちろん,大きい金額の訴訟になれば成る程,パーセンテージは低くなります。

このパーセントによる金員のみならず,固定金,例えば9万円を求めることが出来るとしているのです。

つまり2つの基準が使えるので,二刀流・・・・柔軟性があるのです。

    普通の難易度の事件であれば,固定金を戴かず,大変に難件で苦労した場合,固定金を合わせればよいのです。
    あるいは,特殊に編み出した独自の創意工夫により成果を上げた時,この固定金で帳尻合わせが出来るということです。

    パーセンテージのみの報酬でもよいし(普通はそれにしておいて),逆にいざという時は,固定金を戴くのです。
    最初はパーセンテージを少なめに設定してしまった時でも,固定金を最後に付加すれば帳尻を合わせられるのです。

すると,見えない苦労等や創意工夫等をすることにやる気もなくならない,やりがいも出てくるのでよいと思いますね,私は。

法テラスは,よほどの場合は除いて,そんな余裕や柔軟性はありませんね。


【法テラスは民営化がふさわしい】
目の粗い基準で,その基準に直接該当しなければ,本来どんなに必要で大事な事であっても一切考慮できないシステムの法テラスは,さっさと気の利く民間に委託した方がよいと思います。

保険会社の弁護士特約の拡大版のようなものにして,車の保険に入るときに,追加金を支払えば,法テラスのように弁護士を使えるというシステムにしたらよいのにと思う。

その方がきめ細かい報酬基準ないしは余裕のある報酬基準も作れるでしょうし,
支払も早いので,大変にやる気が出ると思います。


【基準にないものはしないと言えてしまう法テラスは問題】
依頼者等になにか特別なことを頼まれたとき,
「でも法テラスの基準にはないんだから断ろう」になってしまわないか,
それだけが,心配です。

公務員は何をやってもだめですね。


    後注)
    その上,交通費は,直線距離で50キロ以下は認めないとか
    電車料金の領収証を出しても,距離制限で払って貰えないとか言われる。

    しかも直線距離だから,電車等を使っての距離でもない。
    道路がなくとも,建物の上でも直線で線を引いて決めている。

    これ1つだけならまだしも,このような粗い基準の目から抜け落ちるせっかくの労力,報われない労力がいくつも積み重なると,怒りしか残らないこともあります。

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