1330 橋下:「国民投票等による憲法の承認は一度もなかった」は正しいが,実は危険

橋下×羽鳥の新番組(5/29)の橋下さんの論理は,正論であり,
緻密ではあったと思います。

憲法の若手のホープ木村草太(くさった,じゃないよ,草太だよ)が
満を持して出したフリップによる問題提起にもかかわらず,
最後は,「なる程」と橋下の意見に頷いておりました。

私が指摘したいのは,そこではありません。
最後半部分です。

    前半部分も大バトルになりましたが,
    私らは,橋下さんほどは,緻密ではないにせよ,
    結論的にはそれでよいと思っていましたので。

問題だと思うのはむしろ
橋下さんが,大いに自信を持って言っていることでです。
「憲法は,国民の議論や信任を一度も受けたことがない
しかも国民は憲法制定権力者だ。」

「誤字脱字を直すだけの憲法改正でも国民投票があるのに,
そもそも憲法自身が,国民の信任や国民投票を一度も経ていないではないか」
と。

実は,これは憲法の議論としては余りにも正しすぎる程正しいのです。
むしろこれに反論すると,反論する方が論理破綻だ,感情論だと言われかねないくらい,
正々堂々とした論法だと思います。正論です。


【東京裁判史観】
しかしながら,橋下さんは,所詮東京裁判史観でしかない,誠に味気ない方です。
根本がそれかよって,感じ。

だから,国民の信任や投票を持ち出しても
憲法を変える気はサラサラ無いことが番組からも見え隠れしている。
少なくとも,そうした現状追認勢力が「待ってました」と言うくらいの理屈
要するに,グローバリストのヤカラに。。。


【倉山満先生も説く,徹底した減憲】
私は,倉山先生のお考えは知らずに,勝手にやっていて
偶然倉山先生の意見に近づいただけかもしれませんが,
彼も私も,憲法の中で問題のある規定は実は多いと思っています。

でも,知らずに通り一遍に憲法を読むと,
涙が出るくらい有り難いものと読む向きもないではないことです。

私も学生の頃は,立派な憲法だと思っていた時期はあります。
憲法9条はともかく,他の条文は,どこが悪いの?
くらいに思っていました。

だから,どんなに正論中の正論であっても,
もし,今,ざっくり「憲法を支持しますか」と聞かれたら
知らない国民は支持すると答えるでしょう。


【憲法の承認は,日本の2700年の歴史の否定】
しかし,明治憲法という労作を巨悪の根源のように追いやった憲法学会や外国勢力の狙い通りにして良いのでしょうか。
つまりは,戦前以前の2600年の歴史を悪と決めつけ,これをなきものにする考え方を憲法の国民投票とよる承認によって,正当化してしまうのではないか?

明治維新は,江戸時代までの古い伝統の否定の一つでしたが
憲法の国民投票による承認によって,江戸時代までは言わずもがな
戦前の明治憲法体制ももはや跡形もなく抹殺する
ことにならないか。

橋下の目指す第二の維新は,正に,明治維新のやり残しをやる
つまり,日本国の解体をすることではないのか。

早い話,聖徳太子を否定したかの手口も,今後は,どんどん出てくるということです。
日本版の文化大革命です。

東京裁判史観に立ちながら,これを言うことに違和感があるのです。

国民に真実を知らせないまま,憲法をそのまま承認させ,
国民が承認したら,まさに日本国に定着した正真正銘の憲法だから
その価値観に合わないもの,戦前はもちろん,聖徳太子を含む2700年の歴史を悉く破壊する,要は,国際金融資本に都合の良い日本を整備して差し出すということになるのではないか

私は福島瑞穂風の非難ではなく,
もっともっと根本的な非難を橋下にぶつけたいと思います。

私の言っている意味が分からなければ,倉山満の憲法の問題点のブイを見て下さい。

また,江戸末期の廃仏毀釈の大変な嵐を見て下さい。

橋下の立論は,正論中の正論だけど,廃仏毀釈の何万倍もの悪弊をもたらすと予告しておきます。

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