1319 「日本を取り戻す」とはいつの時点に戻すのか?

民主党から政権を再奪還した安倍総理のキャッチ
「日本を取り戻す」
は,日本人の心に響いたと思います。
長引く不況に,東北大震災もありましたし。。。

あれから5年,日本を取り戻せたか,は言わない約束だとしても,
そもそも,日本人は,失われた日本を取り戻すとしたら,
いつの時点の日本を取り戻すべきなのか。

ざっくり考えても,以下の3つくらいあります。
1 高度成長期の日本か,せいぜい1955年の55年体制時
2 明治維新後,例えばロシア戦争勝利時
3 大政奉還ないし廃仏毀釈より以前(寺子屋時代)の時点

安倍総理の言葉を聞いて,1かな?と思った方は実際は多いと思います。
そのくらい日本は経済が長いこと悪かったですから。

ただ,ここらで,もう一度根源的に問い直した方がよいかもしれません。

しかも2と3は,実は,時間的には極々近い時期の話しであることも知っておく必要があります。


【国家神道は,明治維新とともに?】
戦前の讃美をすると,サヨクの方達やマスコミを中心に,非難が来ます。

私は,戦後GHQによる検閲,メディア統制,公職追放等,押し付け憲法等が良いはずがないので,それよりは前記2の意味での日本は認めてきました。

実は,国家神道は,明治維新ととともにできました。
その直前段階では,廃仏毀釈というすさまじい仏教弾圧,お寺が次々に破壊されました。

そして戦争に突入するようになり,最後は米国に負けました。

これを表面的に見て,だから国家神道がおかしいというつもりはありません。

当時の西欧列強の帝国の浸食や植民地化の危険を踏まえると
平和主義の仏教では太刀打ち出来ないとの判断もあったのかもしれません。
西欧のようなキリスト教を国教?とする国々に真似て,
キリスト教は日本にとっては邪教なので無理としても,これに変わる対抗軸を打ち出す必要があったのかもしれません。

にわか国家神道は否定されるべきだと思いますが
当時として,日本が植民地化されないために苦渋の決断だったとすれば,仕方ないのかもしれません。

ただ,それによって,敗戦により,GHQらのふざけた連中に良いようにされて
天皇家は時間を掛けて抹殺させられ,国家神道を徹底的に悪者とした歴史を編纂されてしまったことは無念です。

そうした口実を結果として与えたことになるからです。
(これをも含め,一定の勢力にとっては計画的だったかもしれませんが)


【江戸時代は仏教王国】
仏教の歴史や江戸時代の歴史をひもとくと,やはり日本は仏教の国であったことがいくらでも出てきます。
寺子屋の活躍はすさまじく,それで日本人の識字率は当時世界最高であり,
同時に武士道に連なる仏教の精神も教わるので,場合によっては死をも恐れない肝の据わった人間が多く出たとのことです。
明治維新後の戦争で,日本が余りにも強かったのは,江戸時代の教育を受けた人が多く残っていた時代だからです。
日米戦争の頃になると,祖父クラスで未だ江戸時代生まれがいたかもしれない程度でしょうが,それでもまだそう遠くない時代のことですので,まだまだ日本人は強かったです。

そうした江戸時代があったにもかかわらず,その末期は
西欧列強の台頭,とりわけ国際金融がお金を貸して戦争を仕掛けてきたという時代であり,日本は揺さぶり続けられて,前記変革を余儀なくされたのでしょう。
生き残りをかけるために。
それで,悪名高き文化大革命のような,廃仏毀釈もあったということです。
国家神道を無理くりにでも作るために。。。

外圧に翻弄されたとはいえ,馬鹿なことをしたものです。


【実は天皇家も江戸時代までは仏教】
今の保守陣営は天皇家を護ることを高らかに謳っていますが,
それは明治の国家神道を当然の前提としたような議論のようです。

しかしながら,江戸時代までは,天皇家は仏教であったという記録も残っています。
明治天皇が葬儀等を仏式で行えないことは痛恨の極みとしてお嘆きになったということです。

実は,手前味噌になるのですが
私の母親は昭和初期の生まれの熱心な仏教徒でしたので
多分お寺さん連中から,仏教の伝統の話を聞いていたと思うのです。
だから私が小さい頃に聞かされていた話は,「天皇陛下は代々仏教徒ですよ」と。

私は,テレビや新聞等,そして学校で教わる話とは全然違うので,
私は正直,母親の意見を信じてきませんでした。
別に仏教が正しいかどうかは,天皇家が信じるかどうかには関係が無いとの冷めた感覚も昔からありましたし。。。

でも,最近歴史書を読んでいると,母親の言い分が正しいようだということが分かりました。


【真の敵はキリスト教国ではなく,国際金融だった。】
前記のとおり,キリスト教をテコにした開国及び侵略,政府転覆,植民地化という西欧のやり方に対抗するために,廃仏毀釈までして,国家神道を建設,そして近代国家化や富国強兵による防御態勢の確立を図ったのが明治維新だったのかもしれません。

ただ,キリスト教が真の敵ではなく,
同時期米国の南北戦争を仕掛けてまでして(1861年),金儲けしようとしていた国際金融資本が本当の敵だったのです。→後注)
それが日本にも押し寄せていたということです。
もちろん,全面拒否はできず,その勢力の手を少しは借りながら,新しい国家建設をするよりほかなかったでしょう。
たとい一部だったとしても,それがやはり未だに跡を引いているようです。

国際金融資本は,キリスト教だから良いとか悪いとかではなく
また神道だから悪い,仏教だから悪いというのではなく
とにかく国家のバックボーンを形成し人々を啓蒙させるような宗教は,侵略の邪魔だから悉く潰してきたというだけです。

江戸時代までの,日本人の精神の土台は仏教でしたから,仏教を壊そうとしたのです。
もしかしたらその時だけは国家神道成立に協力したかもしれませんが,
結局,日米大戦後に全面否定に転じました。

そして今,キリスト教が世界中で危機にさらされています。

しかもこの100年もの間で,共産主義というおぞましい思想が,各国の信教を悉く破壊して回りました。
そしてその共産主義を作ったのが,まさに国際金融資本の連中なのです。
そうです,実は,国際金融資本は,はなからキリスト教ですらなかったのです。
キリスト教はいつの日か必ず打ち倒すべき仇敵だったのです。

→後注)


【国家侵略の手口】
第一に,国際金融資本それ自体は国家の中枢等に入り込んで分断を煽る
(対立する2つの陣営に巨額の資金を貸す)
第二に,方やその犬である共産主義勢力は,貧乏な民衆の中に入り込んで,
その信教を取り上げて愚民化するとともに,
民衆を悪い方に洗脳して階級闘争という名で国家と戦わせ,国家転覆を謀る勢力にしたてる。
しかもその国の産業資本を労働運動により内部から崩壊させる。
(以上,両面作戦)
第三に,そうして国家やこれを支える産業資本が瀕死になった時に,その国家や市場を乗っ取る
(中央銀行等による収奪,先の貸金を国民重税制度により返却する約束の取り付け)


【まとめ】
話が長くなりましたが,私は,日本を取り戻すと言った時
少なくとも精神的意味合いにおいては,歴史の再認識も含め
前記3の江戸時代まで戻してほしいと思います。

その時代にはもう戻りませんが。。。
→後注2)


    後注)
    実は,国際金融資本のバックグラウンドとなる思想は,
    11世紀(1005年ころ)から19世紀ころまで地下に潜っていたというようです。
    つまりは,キリスト教を全面に押し出して,自分達は陰に隠れていたのです。
    彼らは,隠れて,しかも国境を越えた,秘密国家,秘密組織を持っていたとのことです。
    (1500年代には,キリスト教の名手ルターによる宗教改革もあり,そうした勢力は,尚更表舞台には居づらくなったのではないか。
    しかも1848年のマルクスの共産主義宣言は,むしろこうしたキリスト教に対する積年の怨念の賜物です。)

    だから,当時まで長らく鎖国を続けていた日本は,
    西洋の勉強をしていた人もいたとはいえ,
    当時の段階では西欧の陰の勢力の存在まで見抜けなかったかもしれません。

    西欧人なら暗黙の前提や共通認識としてそれなりに知っていることでも,です。

    日米開戦のころには,相当解析が進みましたが。。。


    後注2)
    そして,明治維新は,苦渋の選択だったという意味合いで見るとすると,
    更なる「維新」をと呼びかける日本維新の会等のやり方が良いかは,注意を要します。

    更なるグローバル化により翻弄されるだけで,ますます日本人の魂を失うのであれば,「第二の維新」には反対です。

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