1303 英語教育強化の愚かさ 医者や弁護士の仕事は外国人客の母国語でないと意味がない。

安倍政権の愚かな政策の一つに,英語教育の低年齢化,拡大強化があります。
小学校の早々から勉強させたいと。

でも,本当に何のためか解りません。
誰のためか。

    そもそも安倍総理は英語が全然下手じゃないですか。
    (っていうか,大学では政治科目すら落としたという噂もあるけど)

おかしいのは,英語だけをいうところ。
これだけみても,一定の限られた業界等に住む人達のために,日本人全体を巻き添えにするやり方だと知れます。

というのも,仕事柄,以下の経験があるのです。


【弁護士や医者は,外国語は実は大事になることがある。】
実は,弁護士や医者は,仕事を貫徹する上で外国語がないと困る事があります。
英語では必ずしもないところの,外国語が必要になります。
依頼者の母国語が必要という意味です。英語が必要なのではありません。

実は通訳でよいので,私たちが話せなくても良いのですが,仕事上は必要です。

如何に移民難民に規制をかけたとしても外国人の旅行客程度はいるわけです。
その人が犯罪被疑者として逮捕されたとき,その人の弁解を聴くために
その人の母国語の通訳が必要になります。
刑事裁判等では,人権の問題があり,母国語の通訳が憲法上必要です。
人権問題であるという趣旨は,国際語の英語を使え,という意味ではありません。

医者でも旅行中の外国人患者が来た場合,
ある程度までは,その態度や様子,レントゲンや聴診器等で解るかもしれませんが,
やはり重要な部分や微妙な事態,展開次第では,
その人の母国語を通訳できる人が必要になるのではないか?

そんな時,英語を勉強していても甲斐がありません。
その外国人の母国語こそが必要になるからです。

外国人客を相手にするお土産屋も,一緒ではないでしょうか。
英語を話さない人達は,実は本当に多い。
何故,国際化時代だから,英語教育の強化拡大が必要なのか,ここでも全く関係ありません。

    もし,お客さんのためというのであれば
    お客様の言葉を勉強すべきです。
    中国人のお客が多ければ,中国語を,
    ベトナム人が多ければベトナム語を,です。

    外国人相手のお土産屋さん等は,仮に社員研修をして語学教育するとしたら,
    やはり最もニーズの多い客層の言語にフォーカスすべきです。
    国家権力に,従業員への英語研修を強要されるいわれはありません。

    それは実は学校教育でも同じはずです。過ぎたるは及ばざるがごとし。
    (私は,「国家教育権の濫用・裁量権の逸脱」だと理解しています。)


【こちらが英語を勉強しても相手が話せないなら】
実は,15年くらい前に韓国に旅行した時,2,3日間でしたが
韓国語が分からないので,国際語の英語で対応しようとしたら
英語の解る韓国人にはとうとうお目にかかれませんでした。

限られた期間だからかもしれませんが,
外国人旅行客を扱うお店の方とかでもその様ですので,
英語が国際化時代に必要という意味そのものが解らなくなった瞬間でした。

    場所を再び日本に移して言いますと,
    実は,長く日本に住んでいて,永住許可を貰っているような外国人でも,
    英語も日本語も殆どしゃべれない人は結構おります。

    いつでも通訳が側にいるわけではないので
    事件処理のために,自分でも,
    今まで全く習ったことのない外国語の本を買ってきたり,辞書代わりにネットで単語を調べたりしました。

    その人達のやる気の問題というかもしれませんが,
    いずれにせよ,日本人が幾ら英語を勉強しても,その人達には関係がないのです。


【国際化時代と英語との論理的関連性はない】
このように,国際化時代であるということと(これ自体眉唾物)
だから英語が必要だというのは,全く論理的必然の関係ではないということです。

1 人権等重要な問題を処理する弁護士や医者らの専門職は,その依頼者には英語さえ話せば済む問題ではない。
2 外国人旅行客へのおもてなしを仮に考えるとしても,対応する店員に英語を学ばせる必然性はまったくない。
3 こちらが英語を幾ら学んでも,相手の外国人が英語を学んでいなければ意味がない。
(特に,相手の国に行った時は,その国の言葉をしゃべって欲しいと言われるはず)

英語を学んでおくと仕事柄役立つこともないとは言いませんが,
総ての仕事・総ての場面にそれがあてはまることはあり得ません。
仕事の全てで見てみると,そんなことはむしろ例外ではないのでしょうか。


【不平等条約ではなく,相互主義に立つべき】
もし,米国の圧力で,英語教育を強化しろがあったとします。

その場合は,国際法では当然の原理であるところの,相互主義を忘れず,
「ならば,おたくの国も,せめて日本語だけで通じる地域や分野を作って下さい」
くらいの事を言ってやって欲しいです。
→後注)

国際主義,国際語の名の下に,単なる不平等な押し付けに過ぎません。

    英米人のお金持ちのため,しかも日本語をしゃべるのがしゃらくさい!
    と思うナマケモノが,支配者ぶって,というか,
    近々日本に来て君臨したいので「日本人に英語を学ばせろよ」
    と言っているだけでは?

    真顔で聴くに値しません。


    後注)
    英語を世界共通語にした理由として,
    英米人が,どこの国に行っても,最低限英語スクールの先生の仕事にはありつけるように考えた,などという,まことしやかな言い訳があります。

    余所の国に来たら,最低でもその国の人を教える先生になろうなんて,
    生意気なことを言っていないで,
    それこそ肉体労働でも何でも厭わずにやれよ。

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