1288 破産再生は,本人よりも家族こそが幸せになる正規の法律手続

破産再生というと,おばかな連中が,
「モラルハザードがっっ!」
とのたまう。

    でも,モラルって,道徳のことだよね?

    破産手続や再生手続って,法律で正規に認められた,
    裁判所の審査を経た公正公平な手続なのだから,
    法律以下の「道徳」をいくら声高に叫んでみても始まらないよね。

    だったら,利子を取るのは,道徳違反ではないのかい?
    法律違反にならないから銀行さん,サラ金さんは
    堂々と(道徳違反にもかかわらず,)とり続けているんでしょ?

    言っていることが不公平でおかしいですよね。

もちろん,借金の免責を認める破産法等は,憲法違反ではないとの最高裁がとっくの昔に出ています。
60年以上前に最高裁判決が出ているはずです。


【無関係の家族にモラルハザードもくそもない】
モラルハザードという言葉が許せない本当の理由は,これです。

借金をした本人について言うのはまだ良い。

私が言いたいのは,周囲の家族がどれほど辛い思いをするか
幾ら助けてあげても,何時になっても(周囲の)借金のとばっちり地獄は終わらない。
利子や遅延損害金の負担に消えてしまい,元本は一向に減らない。

だから,昔は借金のカタに娘が売り飛ばされたんだろが。

これを(貸主による)モラルハザードと言わずして何なんだ。
それ程までにお金が大事なら貸さなきゃよい。
どうせ単なる商売にすぎないんだから,それで儲けが悪い,
収益が出ないというなら廃業したらよい。

別に,何か気の利いたのモノでも作って売ったらよい。
(貸金業は,在庫処理等や棚卸しの問題が生じないから,実は楽だよね)
→後注)

いずれにせよ,借りた本人の家族は関係ないでしょ。


【本人は何も苦しんでいない】
多重債務者のよくある特徴の一つとして,
本人は何の自覚もなく,また借金に悩んでもいないことがままあることです。

本人は,金貸しから借りるときも,(親族に泣きついて)返すときも,
いつも他人まかせ。
借金が減っても,また増えても,何も感じない。まるで他人事のよう。

つまり借金を心配するのは,本人以外の人
家族,そして金貸し


【貸金の真の当事者は貸主と家族】
言い換えると,金貸しは,本人よりも家族の登場を心底では宛てにしている。
家族が出てくると「待ってました。」

要するに,貸金契約の実質的な真の当事者は,借りた本人ではなく,
貸主と本人の家族です。
少なくとも,いざ,という時は,です。。

そのカラクリが見えてこないと,破産法の本当の趣旨は判らない。


【破産再生手続は,周囲の家族こそを救済する手続】
このように,破産法等は,結局のところ,
借りた本人の救済もありますが,実際上の効果や機能としては,
むしろ,家族に対する借金のとばっちりを防止して,
家族を解き放つ,幸せにする手続だということです。

「連鎖倒産の回避」は,破産法の実は重要な趣旨目的の一つです。

    おかしな事をした銀行ですら,自分で責任を取らせずに
    公的資金で救済するのは,その銀行達の破綻によって生じる多大な社会的悪影響の回避です。

家族まで倒れてしまうのを防ぐ
こういった社会防衛こそがむしろ破産法の趣旨の最も重要な核心だと私は思います。


    後注)
    貸金業が,利子を取ることができるとする最も説得的な理由は,不動産賃貸との比較です。
    土地や家を貸したら賃料を取るだろう,お金だって一緒だと。

    でも,土地や家の賃貸と,お金の貸付とでは,
    実物のあるなし,メンテのあるなし等々,全然違うと思うのは私だけでしょうか。?

    例えば,お金って,固定資産税はかかりますか?

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