1251 不動産登記制度は金貸しの都合で作られた。やはりベニスの商人だ。

法律とは無関係に生きておられる健全な国民は,
他人の不動産登記を,その個人の同意なしで勝手に閲覧・謄写できることを知りません。
個人情報保護法があるものだから,それをいうと皆驚かれるわけです。


【登記制度は金貸し(ユ$ヤ人)のために考案された】
しかし,登記制度ができた経緯をみると,その訳が分かります。

これは,金貸し(おそらく歴史的にはユ$ヤ人)において,
債権回収の保全の必要があったことから,国会議員に働きかけてできました。

だから,最初は所有権登記よりも,抵当権登記の方が最初だったと言われています。

所有権登記は,普通は不用です。
そこに住んでいれば普通はそれで問題は起きないからです。
買った人がお金を払わなければ,売主は出てけと言うでしょうが,それでも登記は要りません。

不動産取引が活発になった今の時代はともかく,
悠長で牧歌的な時代には,所有権登記は特に必要ではありません。

ところが,金貸しは違います。
債権回収のためには,予め不動産を担保に取っておかねばなりません。
しかし,貸金の担保の設定は,幾ら契約書を書いてもそれだけでは不十分です。
担保の設定は目に見えないからです。
つまり貸金とその不動産との関連性が,見た目でははっきりしないのです。

    所有権であれば,そこに毎日住んでいることで所有権の立証ができるでしょうが,その借金のカタに担保に入っているかどうかは目に見えません。

    しかも,お金を返せないで自暴自棄になった借り主は,第三者に格安の値段で売り払って夜逃げすることが考えられます。
    買受人の第三者は,そこに住み始めると,前所有者の借金や担保のことを仮に知っていても,知らない,私には関係ないと言います。

    だから,公に明示する登記制度を考案して議会で通させたわけです。

このように,所有権登記よりも抵当権登記の方が,理論的には先に登場しています。


【金貸しのために出来たのが登記制度だから,金貸しが自由に閲覧する】
登記制度とは,このように,
金貸しという,土地所有者とは無関係の第三者が必要とするものです。

また別の金貸しも登記を見たいということがあります。
相手が貸せる人かどうかを見るのは,その不動産に先に担保が設定されているかどうかを予め調べます。
もし優先する貸金業者が居ると彼に不動産を取られるかもしれませんので,二番手の貸主は不動産では回収できなくなるかもしれません。

このように,金貸しの都合で出来た制度なので,登記に持ち主の個人情報もへったくれもないということなのです。


【しかし当然悪用例も】
ただ,昔の金貸しは,今でいう悪徳高利貸しでした。

高利でお金をむしり取り,最後に土地建物まで奪うのです。

むしろはなからその土地建物を手に入れたいので,うまく仕組んで,返済が出来ないような貸し方をして困惑させて,まんまと濡れ手に粟を実現するヤカラも横行しました。
僅かな貸金で不動産丸取りなどという手口は古今東西何処にでも見られます(例えば10万円の貸金で,結局5000万円の土地を丸取りとか)。

もちろん,今では高利貸しは建前上否定され,
また僅かな貸金により,不動産を丸取りすることは禁じられていますが。。。。
→後注)

このように,不動産登記は,金貸し業者による利潤追求,
場合によっては暴利追求の支援のために出来た。

これが歴史的事実です。

ですので,今の銀行という立派な会社・職業は,
その前身は悪徳高利貸し業者だったとすら揶揄されています。


【不動産担保=抵当権とは「死の賭け」のこと】
このように,金を貸した相手の不動産に抵当権登記を打つわけですが
その抵当権とは,モルゲージ,すなわち「死の賭け」という意味です。

不動産は,通常それがなければ,商売ができない,生きてはいけない
という負債者における最も重要な財産です。

工場抵当権と言って,その工場に設置してある機械に抵当権を付けるやり方も当然あります。
この場合も同じです。
機械を金貸し業者に持って行かれたら,もう製造業は続けられません。

要するに,抵当権を設定する対象物(担保物)は,
借りる側にとって,それを取られると最も困る物になるわけです。

だから,抵当権というのは「死の賭け」という名称を持っているのです。
→後注2)


【やはりベニスの商人】
抵当権が,借り主の最も主要な財産目掛けてやってくるというと,
思い出すものがあります。

ベニスの商人です。
ベニスの商人の場合は,本当に生身の人間の心臓を担保に入れさせたというものです。

抵当権は,生身ではないにしろ,借り主の財産や生活,営業の心臓に当たるところを目掛けてくるので,一緒といえば一緒です。

そして最後は,心臓たる財産をまんまと奪われてしまうというわけです。

その上昔の金貸し業者は過酷そのものでした。


【昔の金貸しは奴隷売買もしていた。】
更にいうと,昔の金貸しは,同時に奴隷として人身売買をしていたという事実もあるようです。
当時の新聞や調査文献等を見ると,いくらでも出てきます。

黒人奴隷のみならず,白人奴隷もあったようです。

奴隷取引はそれ自体大変に儲かったようですし,
借金のカタに,その娘らを売り飛ばすことでも十分な回収や利益が得られたでしょう。

一般の黒人奴隷は前者,白人奴隷は後者が多かったのではないかと想像します。


【金貸しはろくなもんじゃない?】
ベニスの商人のシャイロックにせよ,
奴隷売買や借金のカタに娘を売り飛ばすにせよ,
抵当権を設定させて,まんまと借り主の大事な不動産を丸取り(過剰取得)にせよ
歴史的にみると,金貸しは本当にろくなもんじゃないと思います。

戦争で,敵味方双方にお金を貸して
大儲けしたという歴史もいくらでも見つけられます。
(戦争をけしかけるために,マスコミを支配して世論誘導をしたとも言われています。
普通,戦死するかもしれないのに,兵隊さんが戦争をしたいわけがないのです。)

    キリスト教やイスラム教が利子を取るのを禁止するのも理解できます。

    利子,少なくとも高利貸しによる利子は
    前記のとおり,正当な債権回収としてのものではなく,
    お金を現に渡した部分ではないところのいわば架空の権利でもって,
    借り主の主要不動産や娘を,まんまと奪うことを可能にするものだからです。

    過剰な債権回収を可能にする要素を多分に秘めていたからです。


    後注)
    この成熟した日本でも,ついこの間まで,過払金訴訟が爆発していました。
    この直接の仕掛け人は金融庁と最高裁ですが,
    元をただせばそのくらい,消費者は消費者金融からまんまと欺され,
    過払いという名の搾取を受けていたということです。


    後注2)
    最近は時代も進化しましたので,民事再生法という法律も出来ました。

    この最大の眼目の一つは,
    主要財産を失わないで済む債務整理方法ということです。

    抵当権というものは,死の賭けですので,
    真っ直ぐ最も主要な財産を目指すのですが,
    民事再生法では,債務者が債務整理が必要になった時には,
    その死の賭けの抵当権行使の効力を停止させて,競売を防止できる場合があるのです。
    もちろん,その抵当目的不動産については,最後まで返済が必要になったりしますが,債権者主導で勝手に売り払うことに,とりあえず待ったを掛けられるというわけです。

    かつての野蛮な時代から,随分進化したものです。

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