1203 浮気防止策としての婚姻費用申立て(仮払い)

一般の常識や印象とは,違うかとは思いますが,
私の裁判所・弁護士としての経験の中では,なぜか
公務員さんとか,地元で押しも押されぬ大手の著明企業の従業員,
つまり身分保障が極めて強い(労組の)方で,比較的よく不倫をみかけます。

    私なりの解釈としては,
    第一に,まず不倫はお金のない人は出来ません。
    ジャニーズ系の貴公子のような若い男性はともかく,
    そこそこいい男でもお金がなければ,結局のところ,不倫も,恋愛も結婚もできない。
    もちろんお金が全てではないけれども,お金がなければ男性は気持ちが小さくなるし,女性も,そのうち,なんとなくしらけてくるわけです。

    そしてこれは,職場の雰囲気によるばらつきも当然あることをお断りした上での話ですが,
    第二に,労働組合が強い官庁や企業体は,男性も女性も,元々離婚が怖くない人種です。
    共働きが多い職場。若い新採用の女性だって,結婚しても働き続けるつもりで入社してくる。
    専業主婦をめとった男性社員が,経済的にもっと自由になり,もっと恋愛を楽しむには,
    専業主婦の妻を捨てて,職場の若い独身女性に手を付けたくなるかもしれない。
    (専業主婦は男性にとってある種至れり尽くせりなのだが,子どもができると,そうもいかず,また経済的に自由が奪われる。)

      私の高校時代,先生で,この第二の例かな?と思う例がありました。
      その方は女子生徒にも人気の方でしたが,私はオーラが余り好きではなかったのです。
      私からすれば,案の定?専業主婦の妻と子を捨てて,私のクラスの副担任として新採用されてきたばかりの女の先生をめとりました。
      経済的な自由と恋愛の自由を謳歌したかったのでしょう。

      裁判所時代も,学校の先生の例ではないにせよ,何件かはみました。
      公務員に大企業従業員。。。
      その時の担当弁護士に言われたものです。
      「道徳をきちんと語れるのは,今や裁判所だけだ」と。
      (私の考えでは裁判所によると思います。家庭裁判所でも酷い裁判官はいます。)


【だからこそ,婚姻費用(仮払い)】
毎度くどいですが,だからこそ婚姻費用なのです。
仮払いはもっと重要です。
(ただし,自分から出て行った奥様のことは,原則として,念頭に置いていません。
基本的に夫が不倫して出て行った場合の話です。)

婚姻費用は元々,婚姻を前提としています。
少なくとも私がいう例の場合,婚姻生活を維持するためのものであることになります。

正式に合意による離婚をした後の,養育費請求とは全然質が違います。
(養育費でも,元々無理矢理離婚させられた場合は,少し違うかもしれませんが。)


【お金がなければ不貞はできない】
最初に戻って,お金が十分でなければ,不貞はやはりしにくいことにはなるのです。

婚姻費用の申立て,それも仮払いは,
労組の強い従業員さんらに対しては,有効であると思います。


【離婚になるとしても】
もちろん,それでも最後は離婚になるかもしれません。
離婚訴訟を起こされた時,一度は夫の請求を棄却して貰えても、二度目の請求には抗しきれないかもしれません。

しかし,そうだからといって,はなから
好き勝手,やりたい放題されるというのは,ちょっと違うのかなと思うのです。

しかもモラル・ハラスメントは,婚姻費用・それも仮払いによって食い止めるべきです。

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