1171 弁護士泣かせの,非通知,マスク男,無回答者

弁護士が嫌がるお客さんの例です。
きちんとした理由があります。

っていうか,一般常識を欠いた人は誰でも嫌がるはずだ思いますが,弁護士も同じです。

    弁護士をやっていると,お歳暮お中元を欠かさず贈ってくれる親切な方もいますが,そういう社会儀礼を尽くしたかどうか等を言っているのではありません。

    弁護士は裁判官と同様,そう言う贈り物はまったく期待していませんので要求もしません。

    弁護士と裁判官の違いは,持ってこられた時に,
    突き返さずそのまま受け取るか,完全に突き返すかの違いだけです。
    裁判官は賄賂等は受け取れません。


【非通知】
法律相談等のために電話してくるお客様で,非通知でかけてこられる方。

非通知の方は,大抵は,事務所できちんと法律相談したいのではなく
電話で取りあえず聞いてみたいだけの方が多いと思います。

弁護士は商売だからというのではなく
一般常識的に言って,人に電話で物を尋ねるのに,非通知ってありますかね。
お役所の人という税金で成り立っている方に対してであれば,公僕なのだから,ともかく。。

弁護士にとって困るのは,仮に電話で無料法律相談をたまたまして差し上げたとしても,いきなりの相談ですから,まだ頭が質問用に切り替わっていない間の説明になったり,場合によってはうろ覚えで言ってしまったりすることもある。

その時に,非通知であると,後で訂正ができないんですね。
折り返し電話して言い直すことができない。

ですので,非通知では電話をそもそも受けません。

そもそも電話の場合,その方の持つ資料を見ることができませんから,有料であれ,無料であれ,法律相談自体したくないのです。
だから市役所の無料法律相談の方が,実はその方のためになるのです。その担当弁護士は資料が見れますから。

そんな中で,折り返しの電話による訂正すらもできない非通知の方の電話相談は嫌です。
弁護士として無責任になってしまいます。


【マスク男】
最近増えましたが,いつでも年がら年中マスクをはめている方が時々いらっしゃいます。

私は,弁護士だから我慢してきましたが,
でも内心どうしても理解できないのがマスクです。

私のようなしがない弁護士に対してはさておき,
例えば裁判所等に行っても誰の前でも決してマスクを取らないとしたら,私は失礼な方だなと思います。
そんなに貴方は偉いのかと。

    例えば,口元に傷が有り,それを隠したい人もいるのかもしれません。
    しかしそれでも「事情があって,私はマスクを取ることができません。宜しいですか」
    と最初に一言断ればよいのです。
    しかも一度断れば,同じ相手には二度も断る必要はないのです。

    親や子ども達や親しい友人に対して,素顔を見せない方はいないと思います。
    前記一言の断りもない中で,その人と二人三脚で仕事をしようとする弁護士に対して失礼だと,こう言ってはまずいでしょうか。

    私は心が狭いと言われるのを承知で,言いたいです。

「私はお金を払っている!」
・・・・それでも一般的にいえば失礼になりませんか?

実は,決してお金の問題ではないです。
何度も何度も協議を繰り返さないとできないのが弁護士業務です。

お金を言われるのであれば,お金は戴かないので,どこか別の事務所に相談に行って欲しいです。
お金を受け取っていたらお返しします。

    私の乏しい経験でいっても,マスクを一貫してはめている方は,
    必ずしもお金をふんだんにくださる方ではありません。
    お客様の中ではどちらかというと吝嗇です。
    ですので,お金を返した方が精神衛生上助かります。


【質問に答えない秘密主義】
これも「何故弁護士如きに,一々説明しなければならないんだ」という態度だと思います。
(「お金を払っているのはこの私だ」もあるかもしれません)

しかし,私どもは,法律家のプロとして,
万が一にも依頼者に間違いが発生したり,
後で裁判所に行って,その点を厳しく突かれ,ボロボロになったりしないように
敢えて聴いているのです。
忙しい中,興味本位で聴くわけがありません。
(しかも,お聴きした内容は,依頼者に不利益なる場合は絶対に秘密です。)

歯医者さんが,レントゲンをばんばん撮って,問題点を予め知らせるのと一緒です。

弁護士の質問に答えないのは,
歯医者でいえば,レントゲンを撮らせない患者様ということになります。

この場合,歯医者さんは,「お帰りはあちらです」と言うでしょう。

弁護士も,同じで,如何にお客様といえども
こうした態度がひどいと,契約そのものを解約します。
・・・・既に受け取ったお金も精算して,将来の仕事予定分を返却します。

    きちんと答えていただけないと弁護士自身,戦略を誤ることが多くなります。
    本人にも適切な処方箋が出せないので,むしろ後々問題になります。

    裁判所から,本人さんも弁護士自身も怒られることだってあり,面目丸つぶれになります。

    また言ってくれない分,処理にどうしても時間がかかりますので,別の仕事を請け負った方が効率がよくなります。

カテゴリー:弁護士法律相談事務所経営

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中