1144 家族を護るための婚姻費用審判及び審判前の仮処分(仮払い) モラハラ防止

婚姻費用の基準表ができて久しいですが,
そして例外は別として,サラリーマン等の家庭の殆どは,自動的に婚姻費用の額が決まるのに,
裁判所は,婚姻費用や算定表制定の制度趣旨である迅速処理の思想を中々理解しようとしないんですね。運用に生かそうとはしない。

いったい最高裁家庭局は何を指導しているのか?

    私は,30年も前に女性弁護士(のさきがけ)の下で研修を受けていた時,
    つまり,①婚姻費用の算定表もないわ,②調停委員も素人ばかり,
    ③職員も全然レベルが高くない時代に,
    ほとんど全事件,婚姻費用の仮払いの申立てをしていました。

    考えてみれば当たり前のことです。
    →後注)

言うまでもなく,婚姻費用制度及びその整備(基準表策定)がなされた趣旨は,
他に女を作った,妻と別れたい夫は,いざとなると,生活費問題を兵糧攻めとして活用するのです。
また,問題夫による嫌がらせの目的にも,使われてしまいます。
取引材料に使われます。
モラル・ハラスメントです。

だから,少なくともこうした事案において,婚姻費用問題をダラダラ裁判所がやるのなら,
その裁判所は,問題ある夫の味方をしているのと一緒です。

結局,夫による家庭破壊を裁判所が後押ししていることにほかならないのです。
家庭破壊は,すなわち子ども達を犠牲にすることです。

前記夫の問題が透けて見える場合には,婚姻費用は調停でダラダラやるべきではないだけでなく(早めに審判で決着),さっさと仮払いの裁判をすべきです。


【DVもないのに,妻が勝手に出て行った時は】
なお,婚姻費用は,夫の落ち度,妻の落ち度は関係なく払えということです。
つまり,妻が勝手に家を出ていった時も夫は支払う必要があります。

私が,ここで思うのに,婚姻費用の本審判は別として,
仮払いについては,夫の落ち度が強く窺われる場合と妻の落ち度が強く窺われる場合とで,一応の大まかな区別するという選択はあり得るかもしれません。

妻が,勝手に出て行った場合には,実家に帰って実家の経済支援を受けているかもしれない。そうした場合,婚姻費用を認めるとしても,仮払いは原則として止めるとか,調停に極力廻すようにして,お互いの言い分を聞くのもあり得る選択かもしれない。

    これに対し,前記のとおり,夫が家庭を捨てて出て行った有責事例は,全く別物です。
    こういう男性は,出て行く身勝手のほか,
    金なんかビタ一文やるものか,そんなんなら新しい女にやりたい
    という破壊的な考えを持っていることが相当あるはずです。

    男なんて,所詮家には寝に帰るだけのヤカラです。
    そもそもどんな理由で帰宅すらできないんでしょうか。
    夜遅く,家族が寝静まったら帰宅するでもよいのです。

    →後注2)
    しかもそれでいて出て行った後も嫌らしい真似を仕掛けてくる男性って実は多いです。

    別れたい,しかも(不貞等があるので)お金を払いたくないがために,何でもやってくると思って下さい。
    →後注3)

もっとも妻の方が出て行った場合でも,絶対に仮払いを認めないということではないと思います。
夫のDVによる場合を典型例として,特別の事情があるときは別です。


【むしろ逆になぜ調停で併合審理しなければならないか】
夫が女を作って出て行ったのを典型例とする家庭破壊のふざけたヤカラと,
子どもを一生懸命育てて家と家庭を護ろうというしている奧さんとを完全に同列に扱う,つまり調停で,夫に何でも言いたいことを言わせるとしたら,
何回調停期日を重ねても婚姻費用を払うという決着にはなりません。
いくらでもいちゃもんや言いがかりを付けてきます。

別の争点もある調停の場合,取引の材料に使われるに決まっているではないですか
その争点と一緒に婚姻費用を調停で議論させても,身勝手な夫を利するだけです。

    一緒に論じる調停が始まったがために,別の論点と一括処理でないと終われないとなると,その分婚姻費用の決着が遅れます。
    →後注4)
    それを避けようとして結局婚姻費用を後に切り離して処理するようであれば,最初から別の問題を一緒に議論する必要ないじゃないですか。

子どもや子どもをしっかり護っている人を,進行上不利益に扱う結果になるのは,結局不公平です。


【たかが婚姻費用をダラダラやるな】
たかが婚姻費用です。しかもどうせ算定表で決めるだけです。
しかも給与の手取額の半分程度の金額しか払う必要がないのです。

その低い額で良いから,基準表のとおりでよいから,
とにかく子ども達のために早く払って欲しいと言っているだけなのに,
どうせ結局基準表しか使わないくせに,
何故勝手に出て行った,家庭を捨てた夫に対し,時間を取っていくらでも御丁寧に聞いて差し上げ,言いたいことを気の済むまで言わせてあげないといけないんですか。
何故その間,残された家族は生活費を貰えないんですか。

子ども達の生活があるわけですので,家庭は護るべきですので,
夫が女を作って勝手に出て行った場合,
仮払いを原則にしてもよいくらいだと思います。


【男尊女卑はやめて欲しい。】
手続の平等公平を重んじすぎる余り,問題のある男性をひたすら利する結果となる取扱いをしている裁判所があるのは本当に困った問題です。
西の裁判所はましですが,東の裁判所は,男尊女卑だと思います。

    前記のとおり,たとい女性の方に問題がある場合でも,子ども達のために婚姻費用自体は,いずれにせよ払われるべきなのです。
    たかが手取額の半分程度ですので。

    まして,男性に問題がある場合,良からぬことを仕掛けてくる危険性のある男性の場合,何かの取引材料に使いたいと思っている男性の場合,ダラダラ調停期日をもうけて,彼に好きなだけ意見を言わせる程,不公平なことはありません。
    さっさと仮払いすべきです。

    むしろ後者の場合,無用な紛争を増やさない努力を裁判所はしなければならないのです。


    後注)
    なお,婚姻費用の仮払いを申し立てるには,手続上
    同時に,婚姻費用の本審判の申立てをしておかねばなりません。

    調停の申立てだけでは足りません。

    なお,裁判所は,婚姻費用仮払いの書式を用意していません。
    しかも「何故調停じゃあだめなんですかぁぁぁっ」と。


    後注2)
    奧さんがコワイので,帰るに帰れず,車で寝泊まりしていたという弱気な男性も時にはおります。
    そんな方であれば同情したくなりますが。


    後注3)
    安定した大企業の,しかも労組が強い会社の従業員は,離婚や不貞が多いと聞きます。

    さすがさよく思想ですね。共産主義は,家庭を壊す主義です。


    後注4)
    民事訴訟でもそうですが,
    関連事件だからといって何でも併合して処理すべきではありません。
    訴訟がまとまりもなく混乱するだけです。

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