「自衛隊は,合憲だ。現にこんなにも愛されている。」というのは,
「違憲無効なんだから,解体せよ」というよりはるかに良い。
それは良識有る国民ならだれでも-共産党以外なら-分かる話。
しかし問題なのは,その合憲という本当の根拠です。
実は,自衛隊は法的には戦ってはならない。厳しい法的規制がある。
よって,自衛隊は「戦力」ではなく合憲だというのです。
超高性能戦闘機を保有してはいても,
決してそれで戦ってはならないとの法的規制があるのです。
【建築規制されたゼネコンと一緒】
例えばどんな世界最高水準のゼネコンでも,建築規制がある土地には絶対に建てられない。
(これを法的瑕疵と言います。物理的瑕疵に対応する概念です。)
それと一緒で,如何に世界最高の能力がある自衛隊でも,
場合によっては,米国軍隊とも肩を並べる程の基本的能力を持っていても
法の規制のために闘えば違法になってしまうので闘えない
それが今の法体系
しかし,だから自衛隊は「戦力」ではなく合憲だ,というのなら無意味だ。
そんな合憲は要らない。
自衛隊はいわば警察だから合憲だというなら,そんな合憲論は浅はかで嫌だ。
- 自衛隊員も,実は,能力があれば有るほど悲しい。
能力がそもそもないよりも酷い話し。
大切な人を助けたい時に,その能力がないことも辛いが,
あっても手出しをするなと規制が掛けられているのはもっと辛いかもしれない。
→後注)
憲法9条2項は廃止することこそが焦眉の急だ。
- 後注)
どんなに「いざ鎌倉へ」の精神で日々訓練していても,
実は,法の規制がある以上,結局,
およそ鎌倉に馳せ参じる機会が未来永劫発生しないかもしれないたてまえになっていることが辛い。
馳せ参じる時には,既に日本が全てやられた後になっているという事態が悲しい。
【追記】
ため息しか出ない、憲法9乗