969 改憲のためには,自民がまとめ役に徹し,まずは各党から加憲案を募る

自民党の党是は,自主憲法制定,憲法改正です。
その中の核心中の核心は,憲法前文と9条2項の削除です。
→925 憲法をよりシンプルに 公明党の加憲よりも減憲で
→962 自公連立政権下の改憲は,公明加憲+,自民減憲-ですんなりと。

今回衆参両院で,それぞれ改憲派政党の所属議員等が各3分の2に達しました。

ところが,自民党は,衆参のいずれも,単独で3分の2はありません。
しかも,公明党は連立政権の相方ですので,改憲政党の中で最も大事にしなければなりません。

問題は,改憲の重要なキーを握る公明党が,加憲しか言っていないことです。


【①自民党は,まず他党に加憲のみを募る】
こうした場合,
自民は,まずは公明党の「加憲」議論に乗り,
それを他の改憲政党に,同じ事を求めるのです。
他の改憲政党に,加憲を求めるのです。

加憲は,実はラクです。
戦後70年で足りなかったこと,新しい要請を容れるだけですから。
しかも追加する場合,抵抗勢力は出にくいのです。

    公明党の「環境権」は言わずもがな
    お維新の「教育費の全面無償」も,国民の誰もが反対はしないでしょう。

このように,自民党は,まずは加憲を広く募ることです。


【②次なる一手は,誤字や重複を省く】
改憲を主催する自民としてすべきことは
誤字の訂正,そして,重複条文の削除です。
どうして重複といえるかは,内閣法制局長官に国会答弁させるべきです。

①の上での②であれば,それは他の改憲政党は呑むはすです。


【③前文と9条2項削除,自衛隊を憲法的存在に】
②に間髪入れずに,
(1)前文と9条2項の削除です。
 余計な論議を呼ぶ「変更」,「書き直し」等ではなく,ただ削除だと言い張るのです。

(2)(1)が無事終わった後に,
自衛隊を,国土保全と国民の人権保障に直結させて,正式に追加する。
なお,大事なのは,自衛隊を併せて自然災害等の緊急事態対策の担い手と位置づけることです。
両方はセットです。
→後注)

歴史認識は,公明党の閣僚を含めた閣議決定で統一の新見解を出しています。

また集団的自衛権については,新3要件の下で,連立合意があります。 →後注2)
もちろん,自衛隊が合憲であることは,連立政権の共通認識です。最高裁判例にもあります。

しかも,公明党をここで説得できれば,他の改憲政党も乗るでしょう。


【これで完成】
以上の加憲,減憲の組み合わせで,難なく?
自民党は憲法改正の主要な目的を達することができると思います。


    後注)
    例えば9条の2として,
    1 前条の目的に従い,日本国の領土領海及び国民の生命身体財産及び幸福追求の権利を護るため,自衛隊を設置する。
    2 自衛隊は,前条によらない災害等の緊急事態発生の際にも,前項の任務に当たることとする。」

    なお,「国民の生命身体財産及び幸福追求の権利」とは,憲法13条を指しています。
    憲法13条は,人権規定の総論ですので,憲法の人権規定全体を指し示す意味になります。
    他国によるこれら人権侵害を自衛隊が護るのがいけないとはいえないはずです。


    後注2)
    ちなみに,公明党が承認したこの新3要件は,
    まさしく,憲法13条の「国民の生命身体財産及び幸福追求の権利」の保全を意識した内容です。

カテゴリー:自衛隊憲法改正日本の平和

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