858 「裁判官は報酬の話はするな」 同一労働同一賃金とはもっと金の話をすること。古舘伊知郎は年俸12億円!

私は,裁判所に入所したばかりのころ,
部長裁判官のボーナス袋がそのまま直立するほど厚みがあったことを見て,
「すげー」と少し大きな声を上げて仕舞いました。
(言い訳になりますが,あくまで尊敬と褒め言葉で言いました。
私もいつかそんなボーナスを貰いたいなとの憧れもありました。)

    当時は,給与口座振込み制度は裁判所にはなかったのです。
    未だ給与袋を貰って,奧さんに手渡しするのが主流でした。

その奇声?を聴いた右陪席(司法研修所を1番で卒業された方です)が,
私の馬鹿さ加減を注意して曰く
「裁判官は,給与の話はしてはいけないよ」と。
これは当時としては正しい教育です。

お金の話をするのはそもそも「品がない」とされた時代なのです。
裁判所は,様々な身分制度ないし階級?がある中,給与は様々なのです。

裁判官の中でも,勤続年数等により最大で4倍近い差がある。
(一般に600万円から2200万円くらいまで,最高裁長官は2500万円)

しかも極めて優秀な書記官は,能力的には裁判官を超えているか?にも見える場合があっても,給与はうんと少ないわけです。
(それでも民間よりは遙かに良いですが。)

実は,公務員労組の問題意識の核心部分は,給与の問題に尽きる。
労組を刺戟するのは,裁判官個人のみならず司法当局は大変に嫌がる話です。


【かつては日本全体がそうだった。】
こうしたお金の話は嫌らしい,不適切だというのは,
日本では昔からどこでもそうだったかもしれません。

ただ,私が思うのには,日本では元々
会社のトップとヒラとで給与に10倍の差も無い
ような時代が長かったからだと思います。

    だから,例えば,
    会社の取締役といっても従業員に少し毛の生えた安い年俸,
    つまり単なるサラリーマン取締役の場合に,
    会社の過ちについて社長と共に「法的責任を取れ」と言うのは可哀想だ
    という意見は,一応心情的には理解できる話かもしれません。



現に,ここ最近のことですが,
プロ野球選手がフリーエージェントを行使して大リーグに行く場合,
はっきりと年俸何十億円と出ます。

    それ以前のドメスティックオンリーの時代,
    プロ野球の年俸は,推定でしか語られません。
    記者会見等で記者が質問を次々に浴びせかけ,
    その返答振りから,記者の判断による推定を発表するだけでした。

    しかもその当時は,何億も貰う選手なんてぜんぜん居ませんでした。
    日本トップの王選手ですら年6000万円という時代でした。
    当時のトップサラリーマンの10倍もなかったと思います。

それが,欧米の伝統的価値観(マスターとサーバント)や金銭感覚と相俟って,
何よりも何十億という桁違いの年俸を日本の選手でも貰うようになり,
彼らについては少なくとも「お金の話」をしても良いかな
という世論や雰囲気が生まれるようになったのかもしれません。



【テレビ局のキャスター問題も年収から】
ここからが本題です。

最近,ニュースキャスターが放送法のことでこぞって奇声をあげたり,
最近報道ステーションを降板した古舘伊知郎もおかしな事を言っていますね。

(古舘伊知郎の偏向振り)

久米宏の頃からそうでしたが,
古舘伊知郎は年俸12億円だそうです。

また日本反日協会とも揶揄されるNHKの昨年までの看板番組
クローズアップ現代の国谷キャスターも最低数千万円(数億円?)の年俸があると言われていました。

私は,これだけ日本の世論に影響を与える人の場合には,
もっともっと年俸がいくらか等をはっきり口に出すべきだと思います。
こんな人に「庶民感覚からしてあの政治家は○○だ」とか言われたくない。
これだけのお金を戴くにふさわしい仕事をして欲しいです。
つまりは偏った報道は辞めて欲しいです。



【同一労働同一賃金の時代なればこそ】
今は同一労働同一賃金の議論が盛んです。
欧米では今では当たり前だとのことです。

しかもこうした原則の違反が横行しているといわれているのが,
放送業界と公務員です。

    放送業界は,下請けで番組製作をしている業者の報酬は二束三文だが,
    許認可を受けた独占企業の放送局の従業員は平均で1200万円を超えている。
    平均で!

    公務員も,例えば,高卒の初級職は,専門性は全くなく,
    大した仕事もせず,暇そうにぶらぶらしていることも多いのに,
    なおかつ転勤命令を受けることはないという恵まれている立場です。

    その上,臨時採用・非正規の方が遙かに仕事ができたりするのです。
    にもかかわらず,給与は段違いなのです。
    実は私も公務員時代非正規の臨時を採用したこともありますので,知っています。

    なお,言っておきますが,
    裁判官を初めとする専門職は,そこまで問題とは思いません。
    かなりの多忙にして,しかも他では出来ない仕事をしていることも多く,
    有無を言わさない転勤命令も頻繁にあるからです。
    後注)



【まとめ】
このように,同一労働同一賃金の世論の中では,
とりわけ給与格差が著しく開くにいたった現代においては,
もっともっとお金の話をした方が良いと思います。
(もしかしたら,格差の少なかった昔の日本は,欧米に言われるまでもなく
「同一労働同一賃金」的な対応を自然としていたのかもしれませんね。
「一億総中流」という言い方だってありました。)

少なくとも公人や,公人と言っても誰も疑わないようなニュースキャスターについては,給与年俸の話をしてもよいと思う。
そして非正規職員らの格差の問題もだ。

    後注)
    これは,当然異論があることだと思いますし,嫌みな言い方に聞こえるかもしれませんが,

    高卒の初級職で,試験によって昇進できるのにそれをせず,
    (出世すると責任が発生する上,転勤を命じられるからです。)
    もっともコスパのよいと言われる事務官職。
    そうした一番下とされる事務官職でも,最後は年800万円近くにはなるわけです。
    (退職金は3000万円)
    しかも労組の最も強い保護を受けるのが事務官職です。
    なお,家が貧しいかったから大学を行かないのでも必ずしもありません。
    大学のお金を節約できるとの理由の方もいます。

    これに対し,お金をかけて大学を出て,長年掛かってやっと司法試験に合格し
    (当然余計なお金もかかり),
    更に勉強に励んだ末裁判官になっても,
    遊ぶ暇も無いほど忙しく,組合には最初から入れない,
    転勤は有無を言わされない。
    なのに,給与は,最高2200万円までというと
    (しかも事務官にコピー等を押し付けると,組合から突き上げを喰らう)
    何かおかしいんじゃないの!?
    という意見は十分成り立ち得るのではないか。
    ・・・・初任の頃注意された,品のない私だからこそ言いますが。

    なお,労組の価値観も西欧の価値観にほかなりません。

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