819 弁護士の必読書 小保方「あの日」

私は,弁護士等の法律家であれば,
小保方氏の『あの日』は是非とも読むべきだと思います。


第1に,マスコミ論

    取材のあり方,表現の自由の価値と限界,その濫用にどう対応するのか。
    マスコミに依頼者個人が集中攻撃を受けた場合,弁護士としてはどうやって依頼者を守るか。

    依頼者への不当な接近をさせないためにはどうしたらよいか。

    マスコミとの協定違反や通告違反の取材があったとき,どうするのか。

    マスコミによる依頼者に対する監禁や監禁致傷の罪が行われた時,どうするか。

    マスコミへの内部リークが繰り返されたこの種の案件で,
    内部リーク者をどう特定し,かつ如何にリークを防止するか。
    悪意の連続拡大を如何に断ち切るか

    研究倫理の問題と,懲戒解雇に相当する規則の解釈等についての,
    マスコミによる意図的混同にどう対応していくか

    依頼者の自宅等や生活領域に張り込みをしているマスコミの網をかいくぐって依頼者との打ち合わせを重ねていくか。



次に手続過程論

    こういう科学的分野の問題について,依頼者をどうやって守るか。

    突然の犯人決め打ち的,調査が始まった時,どう対抗するのか。

    調査委員の構成(誰がメンバーになるか)に対する意見はどうやってするのか。

    調査委員会や懲戒委員会の治外法権にならぬよう,どうやって法の支配を担保していくのか。

    理研やその賛同者たる科学者とは別の,依頼者の味方・助言者となる科学者をどうやって確保していくのか。

    若山教授等の後出しジャンケンにどうやって効果的に対決するか。



こうした多勢に無勢は,中学生の虐めと全く同じ
被害者は四面楚歌なだけでなく,学校という治外法権のような排他的世界が形成されていて,外部者が入り込みにくい。

弁護士としては,どちらも,本当に悩ましい厄介な事件です。

少なくとも東京大阪名古屋の弁護士は,こうしたことも再び起こりうるのですから
シミュレートしておくのは悪いことではないでしょう。

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