784 時価1万円相当の万引き,弁償で釈放してくれないわけは

裕福な日本の皆さんはもちろん,外国人が不思議がるのは,
「1万円の物の万引き,なぜ警察はお金で釈放してくれないの?」です。

    もちろん,1万円の万引きがたいしたことないという意味ではないでしょう。
    店の迷惑を考えていない発言ではないと思います。

    ただそのくらいであれば,一応弁償すれば,勘弁してくれてもいいのではないか
    という意味だと思います。

ただ,犯罪を扱うプロとしては,そんな生やさしいものではない。

犯罪は,多くの場合,最初から大きなことはしない,できない。
これを厳密に言うと,実は,①良心の呵責,②相手方の防衛警戒態勢との兼ね合い,の両面があります。

主に①から。
最初は誰でも,捕まらないかドキドキする。
そのため,最初は,20円,30円のお菓子類-金額もサイズも極小さいものから万引きが始まることがほとんどだと言われている。

ただそれで上手く行くと,次は,もう少し大きな金額・大きなサイズのものへとグレードアップする。
だんだん良心が麻痺していく。

その繰り返しの挙げ句,1万円の商品の万引きに到達する方も多い。
もちろん,昨日今日や1週間そこらの間にそこまで「成長」するという話ではなく,
2年,3年もかけてランクアップするという話。

「正真正銘生まれて初めての万引きで1万円の物を盗みました。」と言っても,誰も信じない。
万一本当にそうでも,信じて貰えることではない。

だから警察は,1万円の万引きは,前科登録に該当がなくても赦さない。
被害者の商店が厳罰を望んでいるからとかの理由だけではない。



【特に②防衛体制の観点について】
前記①良心の呵責,②相手方の防衛警戒態勢は実は,密接に関連しているかもしれません。
②が強ければ,①での良心が麻痺していても警戒するからです。

2014年の中国船の赤珊瑚強奪事件はまさにそれです。
実は,中国船の日本の領海侵犯も,最初は1籍2籍だったそうです。

一度に200籍以上で来るようになるまでに2,3年かかっているとのことです。
徐々に領海侵犯の船籍の数を増やしていったそうです。

何百人にも及ぶ北朝鮮の拉致も,似たようなことだと言われています。
これが米国だったら,1人2人拉致されただけで,軍隊が出てくるでしょう。

朝日新聞が北朝鮮は地上の楽園と書き続けたのも,大変な問題でしょう。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:刑事問題国際問題

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