779 夫婦別姓を求めるその次は?夫婦別居の権利等!?

夫婦別姓を推奨するのは,某朝日新聞等くらいしょうか?

最高裁の合憲の結論に,多くの日本人は特に異論を差し挟んでいないようです。


ところで,法律家たるもの,
もし夫婦同姓を定める規定が違憲だという場合には,
後々の展開はどうなるかも当然みないといけません。
それがたとい「違憲判決」から30年後のことでも。。。

それが法律というのものの存在意義や真の通用性,信頼性を維持する道だからです。


こうした訴訟が通れば,次はいずれ何を主張されることになるでしょうか?

私は,夫婦別姓を認めよとする主張は,
結局個人の尊厳や人格権等を前提にする話だと思います。
そうであれば,これが最高裁で認められたのであれば,
いずれ次は「夫婦の同居義務の民法の規定が憲法違反だ」との主張も出てくると思います。



さらに,その次は,これまた民法の「夫婦間の貞操義務」の否定でしょうか。

なお,フランスでは,自由恋愛だから,
配偶者に不倫されても、不倫相手に対し,慰謝料は取れないそうな。

    話が飛びすぎていると言われるかもしれませんが,
    夫婦同姓規定違憲判決が出ていたら,
    遠い将来にはあり得ない話ではないように思います。



ところで,この訴訟の原告さんは,教員さんなのだと聞きました。
公務員さんでしょうか?
仮にそうだとして,以下公務員の教員を前提に話を進めます。

この原告が,ではないにせよ,
ただ,この人が違憲判決を勝ち取った場合,
後に続く教員達が何を求めていくか,です。
もちろん,20年以上先の話でしょうけど。。。

ここで,教員にはかならず転勤があります。
県の採用であっても,県中のあちこちの学校等に行く必要があります。

そして転勤が条件となっているのが公務員であるが故に,
公務員には官舎(宿舎)が安い金銭で借りられます。
新築の官舎でも3万円とか。

    ところが,夫婦が教員だった場合でも貸与される官舎は1つです。
    生涯独身の教員も1つは貸与を受けますが,
    夫婦が教員だからといって2つ借りられるわけではない。

    ただ,転勤の際は,夫婦それぞれが別の学校に勤務することになるはずです。
    そんな中で教員夫婦に1つの公務員官舎が割り当てられると,
    夫婦教員の一方は,近い職場で勤務できるが,もう一方は,遠い勤務地になることがあるわけ。

すると「なんで夫は,官舎から歩いて3分の中学校の勤務なのに
私は,電車で30分も通わねばならないのか。」
「不公平ではないか。私にも別の官舎が欲しい。」
(「しかも独身の教員よりも不利益であり,その点でも不公平だ」)

    つまり,もし夫婦同姓が違憲だとされると,
    「夫婦別姓を最高裁が認めたのは,人格の平等を徹底したからだ。」
    「そもそも夫婦同居の義務を課すこと自体が憲法違反だ」
    「従って,官舎も夫婦別別に寄越せ。」

    「何故夫にあてがわれた官舎に住まねばならないのか。
    法の下の平等に反する!」
    と。



もし夫婦同姓につき違憲判断が出されたとすると,
30年後の未来はこんな訴訟が出てこないでしょうか。

姓をこだわるのが,個人の尊厳や人格権があるからだというならなら,
夫に貸与された官舎に住まわないという人格権もあると言うかもしれません。

    夫のように『朝遅くまで寝ていたい権利』を堂々と法廷で主張するかも。

    まさかとは思いますが。。。。

(なお,→780へ

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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