774 夫婦別姓をとる女性裁判官はいない!?-姓が変わると裁判官は印鑑を作り直す。

本日12月16日夫婦別姓を否定する法律の合憲を最高裁が言い渡しました。
私は,賛成です。

    公務員以外の多くの職場では,婚姻前の姓を使えているるようですし,
    また,仕事以外で別姓を求めるニーズが日本では殆ど無いのに,
    これまで長く続いた制度を,むざむざたたき壊す理由も利益もないと思います。
    多くの方は望んでもいないと思います。
    女性が家を継がねばならない家庭では婿養子を取っています。

    欧米でも,原則は同姓にするとしています。

もっとも公務員だけは,戸籍上の姓を名乗らないと仕事ができない。
結婚により姓を変えた場合,新しい姓で仕事をしなければならない。
通称や旧姓による職務遂行は認められない。

だから,言ってみれば,公務員の方が,
夫婦別姓のニーズは多いのではないか?との試論も成り立つ。

しかし公務員はそれを求めているでしょうか。裁判官はどうでしょうか。


ここで,法律家ならでは,の4畳半ギャグがあります,
否,ありました。。
(一般の方には申し訳ありません!,業界が狭いもので)

女性裁判官は,今は多くなりましたが,少し前までは珍しかったです。

そんな業界では,女性裁判官は何かと人気が出たり,話題が多くなる。
それで人気者が結婚して姓を変えると,
当事者の代理人が
「裁判長,弁論の更新はしないのですか」
と,結婚のお祝いがてら下らない冗談が出たことがあったわけです。
・・・・雑談的な話題の中でのことです。

今では女性裁判官は珍しくないので,そんな冗談を言う人はいません。

    「姓が変わった」を
    「裁判官が交代すると手続の更新をしなければならない」の規定に引っかける。
    ・・・・法律は,裁判官が自ら調べた証拠によって判決するという直接証拠主義の建前を取っているから,裁判官が交代すると,従前の裁判官のなした証拠調べの引き継ぎの手続を為すことで,直接証拠主義を崩していないことをアピールするわけ。
    (因みに弁論の更新の違反は,絶対的上告理由です。)

    もちろん,結婚して姓を変わったからと言って,
    裁判官自身は代わっていませんので,弁論の更新は不要です。
    当たり前です。



今では女性裁判官は余りにも普通になりましたが,
でもだからといって,夫婦別姓を取る方はほとんどいません。
ないわけではないとは思いますが,ほとんど聞きません。

むしろ大抵積極的に夫の姓に変えています。
裁判官にとっての「部下」である裁判所職員と結婚された女性裁判官でさえも,
主人の姓に変えています。


【裁判官印は作り直す必要がある。】
なお,そうして戸籍姓が変われば,裁判官の印鑑を作り直す必要があります。
裁判官が判決書に押捺する印鑑ですので,数万円程度かけて作り直すかもしれません。

    裁判官印は最高裁で登録しているので,
    戸籍上姓が変わり,しかもその姓で仕事をしなければならない以上,
    印鑑の登録のし直しが必要になるのです。

それでも,女性裁判官は,夫婦別姓を言いませんね。
私は噂でも聞いたことがないです。

【関連動画】

だいほーてー

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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