729 生活費と婚姻費用は,やっぱり全然違う。

法律家にとっては,余りにも基礎的なことなのですが,
日本人一般には分かりにくい,意外に理解されていないことに,
(永遠に仲むつまじいカップルには無用の概念ですが。)
生活費と婚姻費用の違いがあります。

婚姻費用は,仲むつまじく同居して暮らしている場合の話ではなく,
(夫婦仲はよくて夫が単身赴任している場合も度外視)
仲違い別居等で家計が分断されている場合の話です。
仲違い別居等とは,実際に別居しているほか,家庭内別居等の場合です。

夫の方が収入が高く,かつその給与の全額を妻に預けている多くの日本人夫婦の場合(「日本人夫婦一般例」といいます)
    生活費>婚姻費用
となります。
要は,両者はイコールではないのです。

日本人夫婦一般例では,生活費は給与全額なのに対し,
婚姻費用は,各配偶者がお互いの収入差を元にその調整をする調整額にすぎません。


しかも,婚姻費用は,妻が別居(家庭内別居)しているために、
夫の世話を全くしていなくても発生します。
そもそも仲違い別居等が前提になった制度ですから。

    よくある夫の間違いは,
    別居(家庭内別居)しているために妻が何もしてくれていない以上,
    生活費(給与全額等)はもちろん,婚姻費用すら支払わないというものです。

    婚姻費用は,仮に妻が勝手に出て行ったとしても,支払が必要です。
    まして況んや,夫が不貞したために,家庭内別居等が発生したにすぎない場合をや。
    それでも生活費はもちろん,婚姻費用すら支払わない夫もいます。
    (愛知県には,この手の男性が結構多いと思います。)

なお,後の離婚訴訟はもらろん別物です。
妻に原因があって別居したのであれば,後の離婚訴訟では,妻に不利益が及びます。
当たり前です。



以上は夫が勘違いの例ですが,逆に,妻が勘違いする例も時にあります。

それは夫がかなり高収入の場合。。

例えば月手取り100万円は軽く超える給与・報酬があるのを全部妻に預けていたが
その後別居になった。するとどうなるか。

    妻は,月100万円の家計を前提に,子ども達の教育を考えるので,
    子ども達は,塾や習い事の教育費をふんだんに使って生活している。
    すると,別居した場合,婚姻費用は,これまで貰っていた生活費からはずっと低くなる。
    子ども達は,塾や習い事の大半を諦めることになる。

それは,夫が不貞をして自ら家を出て行っても同じ。
どんなに戻って来てとお願いしても一緒。

もちろん,それで後に離婚になれば,慰謝料はたっぷりにはなりますが。


それで,というわけでもないのでしょうが,何より下世話な話で恐縮ですが,
高収入で知られる医者の奧さん達は,もはや達観している人も居るのだと。
「夫は,高収入なんだから,女遊びしたいのよ。いちいち目くじら立てない。
ちゃんと遊ばせないと,かえって怖い。」
「弁護士さんや裁判官さんだって,そうじゃないの?」
(実例です)

それが正しいという意味ではないありません,決して。
おそらく,その医者の奥様は,実際の悲劇の事例を見た上で,
自衛のために自分にそう言い聞かせているのでしょう。

    なお,名誉のために言っておきますが,
    弁護士も裁判官もそう言う人は噂では本当に聞きません。
    裁判官に至っては,本当にない。

    儲かっている弁護士さんの話でときどき聞くのは,
    パブやスナックが何十店と詰まった1つのビルを,ひと晩で,
    上から下まで全店舗をはしごした話とか
    (多分1店舗あたり,1杯のお酒で次の店に行くのではないか)
    賭け麻雀の基本単価が馬鹿高くて,一回の勝負で100万円近くも動かすという話とか
    (賭博は違法です!)
    です。

    ただ,司法改革前の話です。最近はそれも少なくなったのではないか?

    いずれにせよ,法曹関係者で,女性関係はなかなか・・・・。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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