674 佐藤幸治憲法教授「戦争は最大の人権侵害だ」→侵略抑止は最大の人権保障だ。

平和安全保障法案が参院で可決して、法律が成立しました。
来年は世紀の歴史的瞬間,憲法改正が見られるかもしれません。

私は既に中年を超えましたが,生きている間に憲法改正が見たいですし
憲法改正前に国が侵略を受けたら余りにも残念です。

学生のころ,司法試験委員だった,佐藤幸治京都大学憲法教授,
その書籍は,委員を務めていたせいか空前のヒット販売となりました。

    今中堅として働く弁護士や裁判官検察官の方は彼の教科書を何十回も読んで合格したわけなので,その影響は決して小さくはないと思います。

そして,彼は最高裁判事や,司法改革協議会の座長にもなるなど,まさに法律界のトップエリートです。

誰もがその発言には一目を置くことでしょう。



彼のヒット作,青林書院の憲法では,なんと,
「戦争は,最大の人権侵害だ」と力説されていました。

憲法9条についての学説や見解は,多岐多様に分かれており,それを理解するのも一苦労です。
そんな中,彼は学説を総覧して、一言二言見解を述べるに留めるという手法を採るのです。
そのため,ややこしい学説の状況よりも,
「戦争は,最大の人権侵害だ」だけが逆に学生には焼き付いてしまう形になっていると思います。

もちろん教授は,敢えて意図してそうしたのではないのでしょう。
しかし,言葉の使い方はミョウニ印象的です,ここの箇所だけは。
論理的でないというか。

    本来なら,「戦争は,最大の人権侵害だ」に対しては,
    →それはそうさ,でもだから何なの?と論理的なツッコミを容れないといけません。
    法律家は,印象だけで片付けてはいけません。
    この言葉の厳密な理論的帰結を求めないと法律家としては不十分です。

    ただ何十年も前の話です。
    マスコミに戦争反対を喧伝されていると,誰もがツッコミ不足になってしまていたのではないかと思います。



この点,まさに安倍内閣が,
戦争法案ではない,戦争を抑止するための法案だとしていることから明らかなように
「戦争は,最大の人権侵害だ」は,むしろ印象操作に見えます。

他国に侵略されたら,我々日本人はどうなるか。

    命はない,土地や財産は奪われ放題。
    少なくとも奴隷にさせられる,婦女子はリョウジョクされる。
    拷問に次ぐ拷問で地獄の日々を味わう。
    手足を失うなど,重度の身体障害を負わされるだろう。

    佐藤幸治大先生がその著書の別の箇所で力説した,
    精神的自由権の優越的価値,すなわち,
    表現の自由,思想信条の自由,信教の自由,幸福追求権,法の下の平等など全てが剥奪。
    (大先生のおられた京都にある歴史的寺院は文化大革命の時のように全て取り壊しだ。)

    そもそも日本国憲法は,即刻破棄無効だ。

このように,
「戦争は,最大の人権侵害だ」は全く舌足らずの言いぐさです。
大先生も本当は分かっておられるはずです。
『戦争抑止・侵略抑止は,最大の人権保障だ,憲法保障だ』と。

もうちょっと,言葉を尽くして書いてくれないと,学生は混乱しますよ。


追記:
安保法成立を受けて,日本共産党志位委員長は,
平和安全法制は「憲法の平和主義,立憲主義,国民主権を壊す」と言い放った。

主語が違う,
日本国憲法の平和主義,立憲主義,国民主権を壊すのは,
あくまでも中国共産党や北朝鮮等による日本侵略だ。

参考:日本の独立を支えたスリランカ

逆に,中国共産党は,こんなアジアの精神文化を完膚なきまで粉砕するほどの脅威がある。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:集団的自衛権憲法改正

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