632 裁判所に天下り先なし-もっと再就職・社会還元を

裁判所は,つまり裁判官や書記官のことですが,
天下り先がありません。

退職後再就職先はないのです。

再就職先の一応の例外として,
職員では執行官がある程度でしょうか。
裁判官では,公証人というのが一応ある。
そして公証人は,結構な高収入と言われています。

ただ,公証人は,法務省管轄なので,基本検察官の天下り先です。

もっとも,検察官は,民事事件の実務はほとんどして来ない方なわけなので,
公証人の能力を補填するため?
その公証人の人員の一部を裁判所に解放しているという形かなと思います。



それでは,公証人とは,裁判所で偉くなった方がなるのでしょうか。
最高裁判事とか,高裁長官とか,地裁所長とか,
要するに能力の優秀な方が,です。

ちなみに,検察官の場合は,広島地検の検事正とか,偉くなった方がそれをしています。

しかし裁判所の場合,
まず最高裁判事は,そんなものに見向きもしませんし,
高裁長官も地裁所長も公証人になるのは極めて希です。
(内心は,なりたいと思っているのかもしれませんが。)

何故か,慣例でそうなっています。
上位はむしろ外され,中堅以上の実力者が多いという印象です。
・・・・例えば,一定の実力者,裁判所への功労者でありながら
裁判所組織の都合で,必ずしも重用出来なかった人の花道として用意しておく?
といった感じかもしれません。

いずれにせよ,超エリートとか,上り詰めた人はむしろ敬遠されます。


なお,裁判所の風潮では,
偉くなった方が余生を簡裁判事として送るのもはばかられる雰囲気があります。

実は裁判官の退官は65歳ですが,簡裁判事は70歳なのです。

ところが,例えば,地裁所長にまでなった方が,65歳退官後,
70歳までの5年間につき簡裁判事になろうなどというと,
周囲から如何にもがめつい人のように受け取られる風潮がなきにしもあらずです。
簡裁判事でも,このクラスの方がなると,年間1800万円位の収入にはなります。
評判が悪くなるので,自粛するという感じでしょうか。

    なお,愛知県では,例外的に
    所長経験の夫と高裁部総括経験の妻が揃って退官後簡裁判事になった例がありますが
    (2人で5年間で1億8000万円[各退職金は別]!さすが愛知県,がめつい?),
    全国的に見ると,日本人的な感覚で自粛されている方が多いのかなと思います。



裁判所のトップエリート:最高裁判事の天下り先も余り聞きませんね。
せいぜいプロ野球のコミッショナー等くらいでしょうか。


【もっと再就職をして社会還元を!】
偉くなった方が他者への配慮として自粛するのは有り難いことかもしれませんが,
ただ私が残念に思うのは,以下の点です。

行政庁のトップ,例えば公正取引委員会の長は,裁判所の人間ではなく,やはり検察官が天下りするようです。

しかし裁判官の中にはかなり頭の良い方も居られるわけでしょうから,
天下りというと語弊があるかもしれませんが,
むしろもっともっと再就職をされて,
もう少しその御実力を社会に還元して戴けるとよいと思います。

    税金で活かされてきた方による日本国民への
    むしろ最後のご奉公・務めのような気がしないでもないです。

    法の支配を体現されてきた方なのですから,もったいないです。

テレビ・新聞雑誌等のコメンテーターもよいかもしれない。
ただ,それとても,検察官や弁護士が多いですよね。

参考:→1000 天下りの最大の問題点 役所の組織論理や秘密保持 シンクタンクが育たない

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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