622 憲法学者は知ってとぼけてる?憲法9条の問題点(サーベルを持ったテーミス像を見よ)

司法試験の偉大なる参考書
東大教授小林直樹「憲法講義」(上・下)~東大出版会
の(上巻185頁と186頁)抜粋です。

    この本は,かなりの名著だと思うのですが,ただ上下巻の合計1200頁を超える大著なので,司法試験の基本書としては敬遠されたかも。
    内容は最も詳しいです。

メルヘンチック

    同書によると,
    フランスも,ブラジルも,スペイン,フィリピンの憲法のように戦争(侵略戦争・国策戦争)を放棄した国の例は多い,としながらも,
    ただ自衛戦争等は禁じていないとする。
    戦争の意味を侵略戦争等の限定的な意味にしていると。

    そして,1928年不戦条約でも,各国の自衛のための戦争や国際連盟規約およびロカルノ条約による制裁のための戦争は,それによって禁ぜられるものではないのだと。

    何よりも,戦後処理で日本と比較されることの多い,大戦でジェノサイド・大量虐殺を繰り返した(西)ドイツですら,侵略戦争以外の戦争を認めていたという。

ところが,憲法学者が結論として述べるのは,
「第9条における戦力および、交戦権の放棄は,こうした不戦条約の範囲をも越えて,最も徹底した軍備廃止を誓った点で,多くの学者が指摘したとおり,『比類のない画期的』なものであり,『世界史的な意義』をもつ『独自』かつ『卓抜』な規定だといわなければならない。」
と。



あの,悪魔のような(西)ドイツのナチスの仕業とは異なり,
むしろ西欧列強によるアジアの植民地支配を打破した戦争だったのが,大東亜戦争

    だからこそ,アジアアフリカ・バンドン会議では,日本は英雄として出席を認められている。
    当時西欧列強に媚びを売った中国やそれに同調する韓国は,出席を認められていない。

しかもポツダム宣言受諾,玉音放送・終戦の後に,ソ連が北海道に侵攻してきたという悲劇(真岡郵便局事件)等もあったんだ!。
このように,国際法や他国の憲法規定,西ドイツの再軍備,武力無くして国は守れない現実(史実)を分かっていながら,何故このような9条礼賛が出てくるのか。


ところで,法学者なら皆知っているテーミスは,
正義・公平平等を示す天秤と,こうした正義を実現する力を意味するサーベルを手にしている
それを知る憲法学者が,なぜ9条を画期的と礼賛するのか理解できない。

テーミスがサーベルを持っているのは,侵略戦争をするためではない。

    実は,弁護士になるような人は,理想主義の方も多く,
    人類に紛争や犯罪がなく,人々が良識を持って仲むつまじく暮らせる世界なら,
    警察や裁判所なんぞは要らないのに,と思う。

    でも,法律の勉強を進めると,それはやはり非現実的だと分かってくる。
    その後実務家になって,事件の処理を実際にやるようになると,
    裁判所等を不要と考えた自分が恥ずかしいとすら思うようになる。

憲法学者は本当に変わっている。
wnr

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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