600 自己破産の債権は,遅れても漏れなく申告を

借金で生活苦の方,しかも家族に負担と迷惑を長い間かけている,
おまけに,無理がたたって病気になってしまった。

そんなときのため,破産法は自己破産・免責制度を用意しています。

自己破産が通れば,税金等の一定の債務は別として,原則全部消滅します。


ただ,問題は,借りていることが分かっていながら,
その債権を裁判所に申告しなかったとき,
この借金は,消して貰えず後々強制執行を受けることがあります。

    破産法253条
    免責許可の決定が確定したときは,破産者は,破産手続による配当を除き,破産債権について,その責任を免れる。ただし,次に掲げる請求権については,この限りでない。
    一から五 略
    六  破産者が知りながら債権者名簿に記載しなかった請求権(当該破産者について破産手続開始の決定があったことを知っていた者の有する請求権を除く。)



実は,この規定に関し,私も冷や冷やした経験があります。

最近は,銀行とサラ金がある種相互乗り入れみたいな状態で,
銀行関連かと思いきや,サラ金になっていたようなものがありました。

そしてその当該××銀行関連については,破産者は2本も借金を抱えていた。
それもあって,××銀行関連のサラ金転化分(いわば3本め)について,裁判所への申告が漏れてしまっていたのでした。

ただ,免責の決定が下りる10日ほど前のギリギリに,破産者の方からの打診で,漏れたのが分かったのでした。

即座に裁判所に上申すると,
「これから漏れた債権者に通知出しますので
10日後予定された免責決定には影響ないですよ」

と言っていただき,免責の延期等すらもなく,
これも含めてそのまま無事免責がなされました。

裁判所の破産係には心から感謝します。

    ただ,破産者本人が知っていたにもかかわらず,
    もし弁護士が漏れたことに気づかないで免責決定が確定すると,
    この漏れた債権はもはや免責が許されず,支払義務が残ってしまったかもしれません。

    間に合って良かったです。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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