598 マスコミの最新手口「政府や橋下市長の説明は理解できた?」

本来マスコミは,
国家国民の行く末のため,国民の知る権利に奉仕する存在として,
最も重要な責務を負っていることは,論を待ちません。

ところが,マスコミがしていることと言えば,
国民に情報を正しく伝えない,
消極的表現の自由を最大限に行使していること。


百田さんでなくとも,朝日新聞は潰れろと言う方は多い。
現に,従軍慰安婦の捏造記事を書いた朝日新聞は2万5500人の集団訴訟になっているが,彼らの大半は、そう思っている。

テレビの視聴率も,新聞の発行部数もがた落ちではないか。


ところで,マスコミのかかる態度に如何にも似つかわしい戦略として,
かつて投票率に目を付け,
「政府は,or橋下は,多くの国民・市民の支持を受けていない!」
という手口が横行した。

    例えば,投票率が50パーセントで,
    第一党等が獲った得票率が60パーセントなら,
    有権者の30パーセントしか指示を得ていないはずだ
    とする間抜けなヘリクツを好んで言っていたのは記憶に新しい。

もっとも,この手口は,橋下市長が論破した。
また識者の間でもそれは,おかしいということになった。
つまり,第一党等に投票した有権者よりも投票にも行かなかった有権者の意見を重視し,かつマスコミの都合の良い意見の持ち主だったはずだと断定するのは間違っている。

それで,マスコミも,その馬鹿げた論法は用いなくなった。
さすがに,自民や橋下に投票した有権者を貶めるかの発言は拙い。


ところが,それに代えて,新たに持ち出すに至ったのは
「政府(or橋下)の説明で本当に本当に理解できた?」
と,政治に関心の無い方をわざと選んで街頭インタビューをする手口が横行している。

    そのため,
    橋下も都構想のタウンミーティングをこれでもかこれでもかとやった。
    安保法制の審議についてもそうだ。

真顔で「理解しているか」と問われて「理解している」と答えるのは実は相当難しい。
「ならば,これを答えてみろ」と突っ込んだ質問を投げられるかもしれない。
例えば「あなたは歴史は得意ですか」と問われたときを想定してみても,
結構の知識がある方でも堂々と「得意です」とは言いにくい心情があることが多い。

なお,我々弁護士等の法律家だって,
それぞれ500頁は下らない安保法制や都構想の資料を読んでいる暇はないわけで,
それを理解しているかというと「理解している」とは答えられない。
まして法律的素養のない一般市民に投げかけて,「理解できました」と言えるはずもない。

こういうのは,答えを誘導する質問の仕方・手口に限りなく近いと思う。

    家庭裁判所には調査官という,心理学者の真似事をしている人種がいるが,
    彼らは,自分達の身分や立場を防衛する本能が極めて高い。
    上司の裁判官に上申した少年事件の処分意見を採用してもらえないと面目丸つぶれ。
    そのため,採用してくれない裁判官やその場面に遭遇すると,
    審判廷での裁判官の少年への問いかけややりとりを踏まえ,こんな妨害発言を言う。
    「君は,裁判官の言われることは理解できた?」と。
    まるで裁判官よりも上の立場から見下ろしているという感覚かもしれませんし,そもそも嫌みなのでしょう。
    また身内への甘えでもあるでしょう(裁判所は組合に極めて甘い)。

    裁判官がどれだけ意を尽くして,分かりやすくしゃべっても
    そう聞かれたら,少年は「ううん」と首を振ることも現に結構出てくる。
    だって,調査官が少年にそう誘導している訳だし,
    「良く理解できた」とは言わせないものが言外にある。

    ただ私の場合はそうした誘導質問があっても,なお半分くらいの数の少年は「分かった」と言ってくれたけどね。

    要するに,こういうのは誠に嫌らしい手口だ。
    ならば調査官の言ったことが100%理解できたかというとそうではないはずだから。



マスコミに戻るが,マスコミは国民への説明が仕事なのだから,
国政の大問題についてはしっかりと勉強してそれを分かりやすく国民に伝えなければならない。
せめて池上さんくらいの努力や姿勢が必要だ。

にもかかわらず,不当な手口を用いて,国民は安保法制や都構想を理解していないかの番組企画や調査の振りをして印象操作をするのは,職務怠慢,職責放棄だ。責任転嫁だ。

だから,潰れてしまえと,百田さんのみならず,武田邦彦さんも,そして日本中の国民がそう思うのだ。

    注)「裁判官の言われること分かった?」や「政府or橋下の説明は理解できた?」
     というのは,以下の効果も狙っている。
     「裁判官が横暴な決めつけをしている」
     「政府や橋下は,国民や市民の意見を聴かずに独裁政治をやっている」と。

     ただ,これらの論評は,結局,
     意見とは違う判断を出される調査官の立場をただ代弁したもの
     議員を多く当選させられなかった政党の都合を代弁したもの
     でしかない。印象操作だ。
     決して中立公平な論評ではない。
     また決して少年のため,国民・市民の福祉のためではない。

     しかも,翻って言えば,例えば,
     旧社会党等の「非武装中立」とか,自衛隊違憲合法論という論理矛盾や,
     はたまた「北朝鮮や中国こそが地上の楽園だ」
     「日本は北朝鮮や中国に謝罪し,経済支援を強化せよ」
    などと説明されて,
     それがしっかり「理解できました」と述べる国民はほとんどいないであろう。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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