577 「精密」司法ならぬ「精密」内閣法制局出身者の自衛権解釈・・・・解釈対象の「文言」はもはや過去の概念との認識を

司法改革前の裁判員制度導入前,
裁判所は,精密司法と揶揄されていました。

(刑事)裁判官が,ひたすら身内ウケする内向きの精密さで自己満足し,
やたら細かい裁判と判決書きをしていたことへの非難です。

国民にはなんのメリットをもたらさない分野における,役人の自己満足を満たす,
内部的なしきたりです。
身内同士で精密さを競い合うというやたらと細かい話です。

    役人同士は,皆給与が同じなので,出世しか他者と区別する術を持ちませんので,やたらと細かいところで技術を競い合い,雌雄を付けたがる悪しき性癖があるのです。
    奉仕の対象である国民そっちのけで。

裁判所でもそうなのですから,行政官庁は尚更と言わねばなりません。

今回の安全保障会議(憲法審査会議)における
内閣法制局出身者の答弁を聴いていると,
如何にも如何にも「精密」内閣法制局出身者だなって感を強くします。

今,こんな大昔の経緯,
特にこのお役所の過去の取り組みの経緯をだらだら論じている場合かなぁと思います。

    法制局らしく,とにかく文言を重視しすぎておりますが,
    それをすればするほど,結局,目指す方向は,過去に向かいます。
    当然,その文言は過去に書かれたものですので,過去を志向しているわけです。

    彼が本題にしていた場面ではない箇所でも,
    (「外国からの」/「外からの」)「武力攻撃」という用語1つとっても
    現在の戦争の仕方・仕掛け方は、過去のものとは違う,
    ハイテク機器のレベルアップは言わずもがな,
    日に日に戦闘能力や戦略や手口はレベルアップ,そして巧妙化して来ている。

内閣法制局の過去の取り組みを踏襲して
過去の伝統概念としての「(他国等による)武力行使」を厳密・精密に見極めてから
対応していたらもはや手遅れなんじゃないの。
・・・・そもそも「武力行使」の概念自体,憲法にはなく,
  このお役所の設定した議論の枠組みですよね。



「精密」内閣法制局の弊害だ。

(6/22)
なお,この答弁者が,砂川判決を軽視しているのは,
内閣法制局の方が最高裁よりも格上だと勘違いしているためです。
良くある話です。

憲法を解釈する人間が、憲法や日本国よりも上であるかの勘違いをし易い
「俺の言うことは,憲法そのものだ」
こともよくある弊害の1つです。

参考:6/22(枝野は集団的・個別自衛権を区別するのは無意味だ発言をしていた。)

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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