563 平和主義(憲法前文,9条1項)の改正は無理,9条2項の改正は法理上可能

今は,国防や平和についての議論が錯綜しています。

①集団的自衛権は憲法が予定するものであるか
②前文の平和主義や9条,とりわけ9条2項の憲法改正は理論上可能か
③できるとしてもすべきなのか?
④そもそも憲法は一字一句変えてはならない(変えるべきではない)のか
が,まさに混乱した状態で議論されているように思います。

①の集団的自衛権は,最高裁が明確に認めていますので,決着済みです。

今回は②の問題だけを論じます。

【前提問題:憲法改正の限界についての一般原則】
著明な憲法学者佐藤幸治京大教授,
小林直樹東大教授の憲法の体系書を見ますと

Ⅰ 憲法改正には,以下の限界がある(改正不可)
 ア 主権の変更(主権=憲法典を支える最高権威)
 ・・・・国民主権の改定や否定をすること
 イ 国民主権の原理からの当然の帰結であるところの基本的人権の尊重の否定。
  表現の自由や思想良心の自由等の精神的自由権や選挙権や裁判を受ける権利
  の改廃は許されない。
 ウ 憲法改正規定の改正
 ・・・・全面的に否定(佐藤説),
   憲法が蔑ろにされないための一定の限界あり(小林説)

学者によって,ニュアンスや改正禁止範囲の広狭はありますが
憲法学における通説的なというか,代表的な見解かと思われます。

逆にいうと,前記アイウに抵触しない憲法の規定は改変できることにはなります。
一字一句たりとも改正できないとの言説は明白な誤りです(前記④)。

    そして前記アイによれば,例えば,
    中国共産党一党独裁の例のように,
    普通選挙制度もなく,裁判を受ける権利も担保されず,
    表現の自由は厳しく制限されている憲法体系に変えることは,絶対に許されません。
    中国みたく,これら重要な人権の保障内容の決定を下位の法律に委任する手口も認められません。
    (雨傘運動,天安門事件をご参照下さい。)



さて,ここから本題です。
憲法9条1項2項は改正できるか。

Ⅱア 前文及び憲法9条1項の平和主義の理念の変更は許されない。
 イ アの平和主義を如何に実現するかの手段である憲法9条2項の改定は許される。
とするのが小林直樹教授です。

平和主義の大切さと,その手段:非武装(9条2項)とは,法理論上は別個であり,
両者は論理必然の関係にはないからです。

 →小林直樹憲法(下)560-561頁
当たり前と言えば実に当たり前だと思います。

    ところで,
    戦後,敗戦で,日本の警察が武器等を持てないことを良いことに
    悪辣朝鮮人どもが,各地の警察署を次々に襲撃したと言われています。
    (日本人に対する狼藉は言わずもがな)

    なんとその時に立ち上がったのが純日本人ヤクザ!
    彼らは当時仁侠の精神に基づき,警察や日本国民を守るために,
    数日間にもわたる市街戦で悪辣朝鮮人を追い払ってくれたそうです。
    浜松市からは感謝状も出されているとな。

    日本国民を守るべき立場の警察が拳銃等を持てないことがどんな意味を持つのか

    チベットウィグルも,武器を持たなかった。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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