501 憲法9条解釈,最高裁は自衛権肯定,「平和主義とは無抵抗無防備を定めたものではない」

マスコミや翁長さんは,最高裁判決を無視して
おかしなばかり言っていると思う。


最高裁判所大法廷判決昭和34年12月16日刑集13巻13号3225頁
(砂川判決)によれば,

ア 9条は,「戦争」を放棄し,「戦力」の保持を禁止するが,しかしもちろんわが国の主権国として持つ固有の自衛権は何ら否定されない。
イ 憲法の平和主義は決して無防備,無抵抗を定めたものではない
ウ 憲法前文のとおり,日本国民は,平和を維持し,専制と隷従,圧迫と偏狭を地上から永遠に除去せんとする国際社会で名誉ある地位を占めることを願い,全世界の国民と共にひとしく恐怖と欠乏から免かれ.るとの平和的生存権を有する。
従って,日本が自国の平和安全・存立のため必要な自衛措置をとることは,国家固有の権能
エ 日本は,憲法9条2項により「戦力」は保持しないが,これにより生ずる防衛力不足は,前文の平和を愛する諸国民の公正と信義に依拠して補ない,平和的生存を保持せんとした。
オ その防衛力の充実方法は,国連の安保理等の決議等に何ら限定されない。
カ わが国の平和と安全を維持するための安全保障であれば,その目的を達するに方式や手段を,国際情勢の実情に即して選べるのは当然,

なんと,なんと。国連の安保理決議に任せよとも言っていない。


しかるに,テレビ局に言わされる小銭稼ぎの三文芸人曰く,
①国家のために死にたくない
②絶対に戦わない,ただただ逃げる。
③たとい中国に捉えられても,戦う事だけはしたくない。

と。

    確かに,気持ちは分かる。命は惜しい。
    ただ,そういう議論ではない。
    国家や高官のためではなく,
    愛する妻や娘が中共の人民解放軍に乱暴された時に,
    身を挺しても守り抜くことが必要だと言われている話。。

    チベット・ウィグル国の人達のように,侵略されたらどうするのか,の話

テレビ局の台本は,巧妙に論点をずらしていると思う。

妻や娘を助けず,抵抗もせず,ただ逃げ,あるいはその忠実なイヌになる,
(そして妻や娘はこの際何をされても構わない)で本当によいのか?
ということが,今問われている。



以下は,翁長知事等に言いたいことだが,
最高裁は,集団的安全保障も全然否定していない。

米国の沖縄駐留もだ。

(前記ア~カに続けて)
キ 憲法9条は,わが国がその平和的生存や存立を維持するために他国に安全保障を求めることを,何ら禁じていない。
ク 安全保障条約は,憲法前文のとおり,周辺国の無責任な軍国主義の危険に対処の必要上,サンフランシスコ平和条約を踏まえ,主権国としての日本が集団的安全保障取極めの締結をすることを目指した。
ケ また国連憲章はすべての国が個別的集団的自衛の固有の権利を認めている。
コ 従って,安保条約は,日本の防衛として,他国の武力攻撃を阻止するため,米国が日本国内や附近(=沖縄のこと)に軍隊を配備すること等,日本の安全と防衛確保に必要な事項を定める目的がある。
サ 結局,安保条約は,日本の平和的生存や存立につき,基本的に極めて重大な関係がある。



大手マスコミは,せっかくの最高裁判決があるのに,これ読まず,
三文芸人に,妙なことを言わせたり,翁長等を助長することは少なくともやめて欲しい。

せめて,読んでもらってから,議論して欲しい。
実はもう解釈上固まっていることなのだから,何時までも同じ事を蒸し返さないで欲しい。

追記:(平成27年6月12日)
現代のコペルニクス(武田邦彦教授の歴史解説がスゴイ)

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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