478 学校 サッカー事故 最高裁判決平成27年4月9日(解決策)

(前回の続き)
今回の最高裁判決は,法理論上は特に目新しいものはありませんでした。

ただ,前回も述べた,損害賠償事件の特殊性,
被害者救済の必要性の問題はやはり看過しがたい側面があるかもしれません。

    繰り返しますが,
    被害者としては,正に踏んだり蹴ったりであって,
    その中で被害者と加害車側(要するに親)とを比較すると
    親が責任を取りなさいとなりやすいわけ。



しかも,今や高齢化社会。。
認知症の介護が大きく社会問題になっています。
老親が,徘徊した挙げ句,他人様の家の物を壊したら,介護者の責任になるのではないか
ひいては,介護する人が居なくなるのではないか
という問題は残ると思います。

この程度の最高裁判決で,テレビ新聞等のメディアが大騒ぎするのは,
この辺りの社会問題や背景をかぎ取っており,
最高裁判決が,その問題の解決のために方針転換したと期待したかったのでしょう。

最高裁判決は,そんな了見は全くないと思いますが・・・・


では,こうした社会問題はどう対応したらよいのでしょう。

それは損害賠償保険の加入です。

子ども等の家族が他人様に損害を与えた場合の保険は,今やどの保険会社でも用意しています。

私が最近入ったウォルマートのクレジットカード(西友商品3%オフ)に付随して契約した損害賠償保険は,月300円で1億円まで賠償してくれます。

その他の保険会社のをみても,負担は大して高くありません。
例えば火災保険に入るついでに上記損害賠償保険に入ることで,相当安い値段で加入できます。

1億円の保険金が下りれば,事案の大多数はカバーされます。

    もっともお医者さんを死亡させれば,数億円にのぼるかもしれません。
    生涯賃金3億4億5億の公務員の死亡事故でも保険金1億円では足りないかもしれません。

    それでも1億円の保険金があれば多くの事案は間違いなく手当できます。

保険料は安いので2つ3つ入れるかもしれません
(3つ入ったから3億払ってもらえるかはいまいち不明ですが,もし損害賠償の判決で2億円の支払命令となったら,カバーされるのではないか)



いずれにせよ,法律には自ずと限界があります。
法律の解釈で何とかしようといっても,どだい無理があります。

最高裁の事例だって,要は,
被害者が泣き寝入りするか,
それとも加害者側がなんとしても払っていくのかの2つに1つ,

どっちみち,一方を立ててれば他方が立たなくなる厳しい事案なのです。

最高裁の判断をマスコミは支持したようですが,
その場合には,被害者がその被害を自分で被るということなのです。

最高裁や裁判所のその時々の判断で一喜一憂しても仕方ないのです。
(被害者と加害者側の両方を救う理論はない)

こういうときこそ,保険の出番です。


ところで,最近ドローンの普及が政府でも取り沙汰されています。
そして,ドローンを飛ばすには,
必ず前記1億円程度の補償をする損害賠償保険に入らねばなりません。

元々車を運転する場合も,強制保険のほか,任意保険に入る必要があります。

子どもを持つ親御さん,認知症の老親を介護する場合,転ばぬ先のつえ,
保険は必須と見ておいた方が良いです。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中