466 最高裁のテーミス像は,目隠ししていない。

最高裁は,その庁舎の施設見学者を受け付けています。

私も修習生時代に最高裁調査官(裁判官)に案内されて,最高裁の庁舎内を見学したことがあります。
最高裁大法廷,しかも判事さんからみて内側に入って,15人の椅子が並べられている中,中央の長官の椅子にも座ったことがあります。
皆さんも興味があれば,是非見学を申し出て下さい。

    案内をしてくれた調査官曰く,
    「最高裁の調査官という仕事は大変にやりがいのある仕事です。
    司法修習生の皆さんも是非なって下さい。」と。

    私はなれませんでした。

なお,裁判所への入所式(任官式)は最高裁でやりますので,私は都合二度ほど最高裁で過ごした?ことがあります。


最高裁には,サーベルと天秤ばかりを持った女性テーミス像があります。
天秤は正義,サーベルはこれを実現する力といった意味でしょうか。
・・・・「憲法9条は,まさにこれとミスマッチだ」なんてツッコミは容れないで下さいね。


テーミス像には,目隠しをしたものと,していないものがありますが,
最高裁のテーミス像は目隠しのないものだったと思います。

一説によれば
目隠しの意味は「人物の名声を顧慮しない公正さ」(偏見の打破)です。
目隠しをした正義の女神像が製作されるようになったのは法の平等の理念が生じた16世紀頃以降で,19世紀頃より目隠しをした像が主流になったという。

    目隠しの像の意味は,見た目の偏見で判断しないということです。
    顔の美醜や肌の色等で判断してはなりません。

    米国の裁判所で目隠しのテーミス像が多いのは,黒人等の人種差別や偏見に神経を尖らせているからかもしれません。
    現に陪審員裁判では,黒人の有罪率は極めて高いが,白人は低いと聞きます。
    元々黒人を木にぶら下げて寄ってたかってリンチした様を称してStrange Fruit(風変わりな果実)なんて言うお国でした。

他方,目隠しを取ったテーミスは,全体を見通して公正な判断を下すとの意味合いで作られているのだと。

最高裁のテーミスは,きっと後者の哲学や思想から来たんでしょうね。

    しっかり目を見開いて,正しく審理すると。

    元々日本は,人種差別の少ない国でしたので,目隠しの必要もなかったのかもしれません。
    日本は第1次世界大戦後の国際連盟でも人種差別撤廃を訴えました。。
    世界先進国で奴隷制度のなかったのは,日本くらいなものです。

    憲法が米国の押し付けでも,
    最高裁は,そこは自分で区別したということでしょうか。



実は,もしかして,もしかして,
「なんだ,最高裁は,目隠してて,めくらめっぽうで裁判するのか!?」
と国民から非難されることが嫌だったことが,目隠しを取った本当の理由だったりして?
(ジョークです,ジョーク。)


ところで,最近,証拠をちゃんと見て判断しているのだろうか?
と思われる明らかなミスを繰り返す高裁判断等もあります。

最高裁の目出しテーミス像のように,ちゃんと眼を見開いて判断して欲しいものです。
wnr

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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