452 君が代起立斉唱違反は勤務評定に響くのでは?

またカズヤチャンネルのカズヤさんが,教師の乱れを指摘してくれました。

ブイによれば,都教委による君が代起立斉唱の通達に反対して処分された教師が11年間で463名にも及ぶと。


前々々回では,最高裁判所平成23年6月21日第3小法廷判決を紹介しました。

最高裁は,君が代起立斉唱命令は,教師の思想良心の自由(憲法19条)に反しないと明言した。


ただ,最高裁は,同時に,教師の労働争議事件としては,
同起立斉唱命令に対する教師の違反について,
卒業式を混乱させたりしない限りは,
減給等の処分は重すぎるとして,原審の判断を破棄しています。

最高裁判所平成24年1月16日第1小法廷判決です。
→PDFファイル
国家起立斉唱停職処分取消等請求事件

    最高裁といえど,公務員組合がやっぱり怖い?

    ってのは冗談ですが,
    君が代起立斉唱命令違反で懲戒解雇とかはまず無理という感じがします。

    ですから,上の最高裁の判決はいかにも腰砕けだと感じる人も少なくないと思います。
    やはり労働法の解釈としては限界があるのかもしれません。



ただ,私は,これでも実は大丈夫だと思っています。

というのは,公務員には勤務評定という恐ろしい制度があるからです。

    最初に掲げた最高裁判所平成23年6月21日第3小法廷判決によって,
    起立斉唱の職務命令が憲法違反でないとしている以上,
    起立斉唱しなかった先生を勤務評定で,命令に従った教師よりも評価しない,もしくは,マイナス評価をすることだって可能になるはずだからです。

    職務命令がそもそも憲法違反ならそれは不可能ですが・・・・。



裁判所に居た経験から言いますと
例えば,ABCDEの勤務評定のランクがあるとします。
1学年に10クラス,そして約13人の先生がいるとして
AとEは例えば学年に各1人ずつ,
BとDはそれぞれ学年に2人ずつ
真ん中のCは7人の先生が評定を受けることになると思います。
(なお,これは一応の割り振りであり,基本的には絶対評価だと言われています。
極論すれば,Eを13名中4名出すことも可能。)

すると,起立斉唱命令に違反した先生は,勤務評定では
どんなによくてもC,おそらくD,場合によってはE評価を受けるかもしれない。

分類の細かさがどれくらいかは別としても,今や相当に厳しいはず。

    勤務評定がAだと,給与が若干だが増えるし,給与の号俸という名の階段をより早く駆け上がることができる。
    仮に命令違反でも辛うじてCをもらってさえ,昇給候補生たるA評価を得た同僚を恨めしく思うはず。
    ましていわんやDやEだと,減給はされないまでも,給与は増えないし,
    場合によっては普通の人より昇給が遅れることもあるかもしれない。
    (他の人より1年遅れとか)
    また,処遇の面では学年主任になかなかさせて貰えなかったり,
    先生にとって行きたがらない学校に行かされたりもあるかもしれない。

    これって,公務員世界,公務員仲間の中では相当に堪える話。

その意味で,最高裁の基準で全然OKなのかなと思う。


昔,先生達が,こぞって,子ども達を差別しないようにと,
徒競走は皆手を繋いでゴールインさせましょうとか
生徒の成績を5段階評価を辞めて,
①大変よくできました,②よくできました。③もう少し頑張りましょうの3つにしたのは,
もしかして,自分達がそうされないように予防線を張ったのではないか。

でも今は少なくともそれは無理だと思うな,
勤務評定制度ができているからね。



っていうか,私の本音は,教師達が,
早く日教組教育の前提となっている誤った事実認識から解き放たれ,
教師としての本来の魂を取り戻して欲しい。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中