404 自己破産とは,人の支配からの自由

私はかねてから,自己破産は,他人の金銭を通しての支配を脱して,
本当の自由を獲得する手段だと思っています。

破産は一文無しになるけれども,そこから本当の自由を獲得するのだと。

要するに,人の支配を脱するのです。


ベストセラーの「金持ちお父さんと貧乏お父さん」の書籍で確か出ていたと思うけど,
ビルの高層階にある銀行の役員室の窓から
頭取がビルの周辺にある工場を見下ろしながら
「これら工場は,皆我々のために一年中せっせと働いてくれているんだよ」
と言ったと。
それを聞かされた融資申込者は,「二度と銀行の世話にはなるものか」と心に誓ったと。

このエピソードは,金融というものが如何に人をこき使い,支配しているかの説明です。


ただ,そうやって気づいて借りなくて済む立派な方であれば問題はないかもしれません。
むしろずばり,自己破産を検討した方がよいといえる方々が,意外に多くいらっしゃるようです。

それは,飲み屋等で働いている夜の女性です。

私も,なんだかんだ友人付き合いで,お金がないころから,多くのパブ等に行きました。
若い頃は,友達も私も背伸びをするものです。

ただ職業病なのか,そういうところでも職業的関心は変わりません。
だからついつい「何故ここで?」と聞くわけ。

すると,親や友達の借金を背負って(保証人や立替え)しまい,
とうとうそういう仕事にたどり着いた節のある方がやはり一定割合でいらっしゃる。


もちろん,私は,破産手続を進める。

すると決まって出てくる返事が,
「店の人等から戸籍に破産が載るから,結婚ができなくなるぞ,などと言われている」というのだ。
「だから私はしたくない」と。



「破産すると戸籍に載るぞ!」だなんて,
私は最初のころ,こういうとこで働く女性って,
本当に何も知らないんだと思うだけでした。

でもその後分かったのは,問題なのは,知識の有無なのではなく,
店がそれを言っていることです。言いくるめている事実です。

早い話,店がなんやかんやで,借金立替え等,援助のお金を出しているのです。
それで働かせているのです。

ただそれは,店が本当に100%親切心から支援した貸金でしょうか。

実はどうやら必ずしもそうではないようです。

    こう言えばわかるでしょうか。
    夜の蝶として働いても,それで借金が順々に返済できていくと思われますでしょうか。

    実は,夜のお店は,各所に関連異業店舗,例えばホストクラブとか持っているんだそうです。
    すると,仕事終了後,なんだかんだ連れて行かれ散財,
    結局,なかなか返済できないんだと。



もちろんお金を店が貸すこと自体は法的に問題がないのかもしれません。
ヤミ金的に違法に貸し付け,法外な利息を取り立てている等ではないならば。

でも,問題なのは,所謂夜のお店は,
正業を営む方のみが店の関係者ではなかったりすること。
違法集団ではないにしても,です。

すると店から支援を受けて借りていた場合,結局
あれやこれやの手を使われて,その店から抜け出ることができなくなることがある。

    しかも借金が合法だと,警察や弁護士がいつでも直ちに踏み込めるとは限らないわけ。
    合法でも暴力団員であれば格別でしょうが(経済絡みでも暴力団が関係していれば,県警本部の暴力団専門部部署か,特捜があれば検察庁特捜部が迅速対応してくれると思われる。)。



結局,最後の対抗手段は自己破産にならざるを得ない。
借金が合法だという以上,これに対抗するには,自己破産ということになる。

いわばカウンター合法手段で借金を消すわけ。

逆に店側は,それをされては困るから「戸籍に載る」と説明して釘を刺しておくわけ。


だからこそ,破産は,自由を回復する究極の手段なのですね。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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