379 子どもの親権等の取得に経済力は問題にならない。

前回,前々回に引き続いて述べます。

多くの男性,そして愛知県のように,お金を殊更大事にするお国柄では,
よく誤解されていることがあります。
子どもの親権をとるのは,経済力のある夫こそがふさわしいと。


確かにお金が多い家の方が,良い学校や塾に行かせてやれるかもしれない。
しかし,両家の間に資力の違いがあるのであれば,ある方がない方に,お金を融通すれば良いわけです。

    婚姻費用や養育費のことです。

このように,お金はないよりはある方がよいとはいえ,
経済力の乏しいことが,親権を取ることの障害にはならないのです。

経済力は,親権等を定めるにあたり,優先的に考慮される要素であり得ません。

あくまで子どもとの相性や親和性,要するに,主たる養育者であったかどうかの基準で決せられます。
経済力は,それとの比較で優先されることはありません。



では,以下の主張はどうか。

「夫(妻)は,立派な仕事に就いている。高学歴である。
しかも子どもは,男の子(女の子)であるから,夫(妻)のところで生活した方がよいはずだ。」

これも経済力の問題と同様に,正しくないということになります。
夫(妻)の仕事や学歴が相当高いのに対し,妻(夫)が中学校しか出ていなかったとしても,それが親権等を夫(妻)が取る理由にはなりません。

子どもにとっては,どんな学歴や仕事の親でも親は親です。

子どもの福祉は,親の職業や学歴等で決まるのではなく,あくまでも主たる養育者かどうかなのです。


なお,このことは,331 「立派なお父さん」と,子どもとの試験的面会交流
を読でいただければ,おおよその見当は付くのではないかと思います。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:夫婦家庭裁判所家事事件

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