363 こんな被疑者はイヤだ(冗談編)

被疑者国選弁護人は,よくやっております。

面会も時間を見つけてこまめに行くように心がけています。

そして本来の相性はともかく,面会をこまめにして差し上げると,喜んでくれるのは事実です。

でも,内心困るのは,
遠い留置場まで足を運んで,1時間程も面会して話を聞いた。
そして,「最後に,何か要望とか,話したいこととかある?」と念を押して聞く。
すると,しばし考えて「ない」というので,安心して帰路に。
そして我が事務所に到着して30分も経たない間に
先の警察署から電話,
「先生に,面会希望です。」と,さっき会ったばかりの被疑者さん。


複数の被疑者・被告人で経験済みですけど,本当にガクっと来ますね。
事務所から歩いても行ける警察署なら,まだしも,
遠くの留置施設だと,正直辛い。

    本人からは,
    「何故か面会が終わってから,気がつくんですよね」
    と照れながら言ってはくれますが・・・・。



弁護士は,もちろん,ほかの複数の仕事を抱えているし,
そうでなければ,通常事務所は維持できない。

    もし私選弁護で,例えば,最近聞いた話のように,200万円くれたなんてなると,それこそ,寝る暇を惜しんででも,精一杯何度でも面会に行くかもしれませんが。

一度時間を掛けた面会をしたら,できれば2,3日くらいは別の仕事をして経費等を稼ぎたい。
なのに,その予定も返上して?,小一時間ほど前に面会に行ったばかりなのに,
「また近々時間を作って行かないといけないのかぁ」と思い,がっくりなんですね。


国選弁護以外の案件でも,似たようなことになることもあります。
ただその説明として通常は「忙しいので」と簡単にいう程度でした。

しかし,忙しいというのは,正確ではないです。
他の仕事を掛け持ちしてやらないと経営が成り立たず,一人の事件ばかり連続して次から次に要望にお応えすることはできない,
ということです。

それに対しては,「私は金を払っている。何を言っているんだぁ!」と言う方もいるかもしれません。
でも私らにとっては,どれもお客様であり,特段の事情がない限り,差別することもできません。

    「さっき面会したばかりなのになぁ」などといった,連続的・追加要求型の方は,辛いわけ。
    この場合に,他のお客様をさておいて,この方を優先する理由は,少なくともないと思うんです。

    「お願いだから,要求事は,できるだけ一度に言って!」「後から後から言わないで!」
    となるわけです。

    忙しいから,じゃなく,「無駄に忙しくしないで,他のお客さんのこともあるので」,です。

    ちょうど,奥様に買い物を頼んだ時,それを買って帰ってきた途端,
    「別のアレも頼む」と言われると「もーっ,一度に言ってよ!」となるのと一緒です。
    たとい夫が妻に給与の全額を渡していても,それは一緒のはず。



素人さんには中々分からないことかもしれませんので,今回,説明を致しました。

中には,弁護士の不機嫌そうな態度の理由が分かられた方もいますでしょうか。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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