343 生活保護受給申請は弁護士立ち会いで

良く知られた事実として,
一般の生活困窮者-例えば派遣切りに遭ったとか-
の方が生活保護の申請しても,市役所の担当職員から追い返されるんだと。

それは,実は私が大学生のころから聞いている話です。
数十年も前からある話です。
ニュースでも生活保護を受けられず,死んでしまった方とかは,今も昔も聞きます。


ところが他方で,強面の方等で立派な車をお持ちなのに,生活保護を受けていたり,
在日の特別永住の方とかの生活保護は,高い割合で受給しているとも見聞きします。

私の実家の直ぐ近くでも,そんな方が現に居ましたし,実にそこかしこで聞く話です。


実は,私の初経験ですが
昨年,長い間比較的真面目に働いていた人で,つまらない刑事事件を起こしてしまったが,
生活の本拠がないので,生活保護課に連れて行きましたところ,その日に宿泊先まで決まりました。

実は,この方,逮捕される前,生活に困って,生活保護申請に行ったところ,
九州の実家があるでしょうということで,追い返されていたんです。


市役所の問題は,
こうやって,なんのかんの理屈付けて一般の日本人を門前払いするんです。
行政手続法に従って責任を持って受理をし,その上で必要な法律上の審査を果たして,生活保護を認めるか,却下するかの判断を下せば良いのですが,それをしないのです。
ただ取り下げを求めたり,素人は普通それらしい書式を普通持っていないので,それにかこつけて,正式な申請とは取らずに,「単なる窓口相談」として片付け,追い返してしまっているのだと思います。

これは,本来行政手続法の趣旨に反する窓口対応であり,本来問題があります。

    もし書類の正式な書式の類を持っていなかったら,その場で渡せばよいし,
    書き方に不備等がある場合には,ちゃんと教えて書き直させればよいし,
    他に必要又は有効な書面があるなら,その提出を促せばよいわけです。
    それをしないで,素人相手に,煙に巻くようなやり方は正当ではありません。



しかし,本当に困っている人が門前払いを受ける一方,例えば,在日の方等中で問題のある方の方がすんなり通るのはどうしてでしょうか。

それは,後者の方が,(集団で組織的に?)騒いだりして怖いからです。
生活保護課の職員も,人の子,怖いものは怖い。警察との連携は常に取れるものでもない。

もっとも,それでも前者をも後者同様通せば,社会問題にもならない。
しかし後者を先に生活保護を通してしまうと,限られた予算や枠が減ってしまうため,前者を追い返すしかなくなるのだと思われます。
怖い後者に予算の先食いをされるからです。


生活保護制度は,資本主義社会からすると,継子的存在,
本来積極的に整備するような性質の制度ではない。

従って,予算も枠も厳格に限られており,予定された予算をオーバーするなんてもってのほか。
経済活性化等花形部署等の行け行けどんどんとは全然違い,予算制約がきつい。

そうやって,先に枠が埋まりつつあると,上司も,予算オーバーしないように,警告をばんばん出すようになる。
ここでも職員も人の子,予算オーバーになって上司らに怒られると出世もできない。

それで,普通当然に受理される人まで,何のかんの理屈付けられて追い返されたりするわけ。

    なぜ,私にこんなことが言えるのかというと,
    実は裁判所という極めて予算の限られたお役所にいたことがあるからです。
    裁判所は,予算が国家予算の1%もない。
    東京大阪名古屋くらいの大庁はともかくとしても,他の地域の裁判所は,予算的にきついです。
    職員が残業すると,予算が足りなくなる。
    職員が張り切って残業し出すと,管理職が慌て出すわけです。
    職員は,残業はやった分だけ欲しい。貰いたいから残業はしたい。
    管理職は,残業代を出し続けると,予算超過で自分が怒られる。
    かといって,裁判所は法の番人,まさか違法なサービス残業もさせられない
    だから,好んで残業する職員には,
    「できるだけ正規の時間内に効率的に仕事して,残業なしにされたい」
    と上司らが繰り返し繰り返しお達しをしているのです。

    そんな実例を見聞して知っているワケ。



生活保護課の担当職員にとって怖い人を順に言うと
①組織的に?騒ぐ申請者
②上司管理職
③無知な生活困窮者

それで③の良識ある?純日本人的な生活困窮者が割を食うのだと思います。



では③の方はどうしたらよいか。

弁護士とともに申請に行くことです。
弁護士は,行政手続法も知っている上,理由がない不公平で不当な取扱をしたら,場合によっては,国家賠償を打つことができます。

要するに,職員はそんな国家賠償訴訟も起こせる弁護士はやはり怖いわけです。やくざ以上に怖いかも。
公務員が正常な世界で最も恐れる制度,それが国家賠償訴訟です。
クビにはならなくても出世は停まる可能性は大です。。

弁護士は,少なくとも上記①と②の間に入ることができるのです。
実際には伝家の宝刀を抜かなくとも,です。


苦しいのに,担当職員から門前払いを受けた生活困窮者は,
多少のお金を払ってでも,弁護士と一緒に生活保護課に行きましょう。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

2件の返信 »

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中