336 宝くじの問題点2,1等5億円全49本が100組中1組にだけ集められる不気味さ

前々回,日本の宝くじ制度では,不正が起きないとも限らないことを述べた。
今回はその続きである。

    前々回も,そして今回も,
    どのような宝くじの制度作りがより不正がしにくいか。

    実は,日本の宝くじ制度は,やる気になれば不正はできる制度ではないかという検討である。



問題点について,話を更に進めたい。

年末ジャンボ等についていうと,
100か組以上もある組の番号とナンバーで1等賞を決める手法を取っていることに特徴がある。

とりわけ連番入りの袋では,袋の窓から組が読めるため,
これだと,1月1日の朝刊の宝くじ当選番号欄で組番号をみるだけで,
袋から出して確認するまでもなく,
たった1つの1等賞の該当組か,その他大勢のスカ(ハズレ)の組に属するかは
一瞬にして分かるわけで,国民としては余り面白い話ではない。

    開封しないままで組番号は確認できるので,連番10冊を購入した場合でも,
    10冊を雑に繰るだけで,つまり,2,3秒程で,1等賞が外れていることが分かってしまう程だ。
    ・・・・何故組番号だけは,袋の外からでも確認できるようにしてあるのだろうか。謎である。

    ならば,ばら売りを買えばいい,というだろうが,
    私が言いたいのはそういうことではない。
    要するに,何の目的とメリットを目指して,組制度を作っているのか,である。
    しかも袋を開けずして分かる組番号表示用の窓を封筒にわざわざ作って。


1等賞は,仮に49本当たりを用意すると決まっているとして(今年は5億円が49本)
1月1日の朝刊のとおり,たった1つの組からしか同当たりが出ないとすると,
もちろんナンバーは一緒だから,全く同じ組とナンバーの当選番号がなんと49本当たることになる。
これって,よくよく考えると実に不気味だ。

    人間でいえば,全く自分と同じクローン人間を見るくらい不気味だ。

    ゆうちょ銀行の口座は,従前記号と番号で特定していたが,
    それになぞらえると,同じ記号と番号のゆうちょ口座が49本あるようなものか?

    宝くじ協会には怒られそうだが,こんなのは他に例があるだろうか。

1等の当たりが,組番号もナンバーも同じものが49本もある,となると,
これはやはり不正の温床になり得るのではないか。
(前々回の記事をも,今一度参照されたい。)

    本論考は,あくまでも制度論である。如何なる制度を作ったらより公平か。

    まずは日本の宝くじとは反対の例を想起されたい。
    今回のは49本もあるのでちと多いが,例えば10本の1等があるとする。
    すなわち,もし組を1つにまとめず,10か組を選ぶとする。
    すると,仮に同じナンバーでも,10個の組にまたがることになる。
    同じ組と同じナンバーの組み合わせは2つと存在しないことにするわけ。

    こうした10か組全部をコントロールするのは,1つの組のみに対してするよりも遙かに面倒で,
    面倒な分不正はより確率的に起きにくいはずだ。

1組に絞られていると,胴元は如何にも管理がしやすく,
これに前々回述べた,死くじにも当たることを併せると,
死くじの適切管理とも相まって,当選くじの事後的変更や増刷(インサイダー取引)等すら可能なほどのシステムであることが分かる。

    前記のとおり,何故連番の袋には窓があり,組番号が分かるようにしてあるのか?。
    そんなのは,そもそも国民には本来無用だし余計だ。
    1等のハズレは一瞬にしてわかり,国民には楽しみがそれだけ薄くなる。

    しかも胴元側からしても,窓のある袋の方が,窓がない袋を作らせるよりも経費はかかるのだ。
    誰のために,そして何の目的で,袋の外から組番号が分かるようにしているのだろうか!

    100か組中の1組を予言・特定して買う国民が仮にいるとしても,そんなのは極少数のマニアだ。
    名駅の客が何列にもなって大勢行列して並んでいる窓口で,「55組を下さい」「37組を下さい」とか言って買っているのは見たことがない。
    そもそも例えば,これに従って100か組全部一通り買ったら一体いくらになるのか。
    しかも同じ組でも,ナンバー数は正に膨大で,全部一通り買い揃える等は元々無理な話だ。

    胴元側はそんな希で無意味な客の利便のために経費を掛けて袋に窓を設けないはずだ。

      それほど,国民思い,消費者優先なら,
      例えば500万円クラスの当たりを100本1000本用意するなど,
      もっとましなこと,やるべきことが山ほどあるだろうに,それを全くしていないから,
      国民の利便のために袋に窓をつけましたといわれても,全く信用できない。

    胴元には胴元なりの別の意図があるのではないか。
    仮にもし,100か組もある各組のくじをまんべんなく均等に販売したいというのなら,
    予め,シャッフルして箱詰めして各販売所に持ち込めば良いだけだ。
    その意味でも組番号を販売員が目視する袋の窓は不要だ。
    胴元はむしろ販売員をして敢えて目視させたいとの意向が働いていないだろうか。



あと,前々回では,宝くじについて,マスコミが何ら内情等をルボ等していないと言ったが
マスコミのみならず,そもそもこの業界は,内部告発や反乱が全く聞かれないのだ。

あれだけの販売スタッフ・従業員を抱えながら内紛や,軽んじられて悪意を持って反撃してくるような,内部告発の類が一切ない。
それくらいに満足,うまみを与えられる職種なのかとすら思ってしまう。

内紛等にならないのは,やはり相当の理由がある?

それが,以上述べてきたこと,つまり
   国民が買ってもいない死くじにも当たる制度を取っていること
   (国民への当選を外す行為であり,資金を出した国民無視の賜物であること),
   袋には組が分かる窓がわざわざ設けられていること,
   販売終了後10日以上後に抽選がされるなど,タイムラグ,時間差を設定していること
   同組同ナンパーの1等賞が,複数,例えば49本も存在すること
   組が1つなら,コントロールしやすいこと
    (例えば,49本中15本は国民に,34本は死くじに当て,
    同34本を内部者が買ったことにすることもできなくないこと)
と,密接不可分に結びついていないか。
たからくじ


【結語】
少々憶測が過ぎたかもしれない。

しかし,国側としては,
少しでも透明性が高い,チリ一つの疑念すら残らない,スッキリした組織,制度構築を願いたい。

    せっかく国民から集めた金なんだから,返さず自分達で利用しちゃえという間違った気持ちを持っていないだろうか。
    少なくともその悪しき気持ちを封じ込める制度作りがしっかりとなされているであろうか。

    例えば,国民が買わなかった残りの死くじに当選を出すことは止められたいし,宝くじの袋に組を読み取る窓は不要であり廃止されたい。
    少なくともこの2つは真っ先に改革・実行してほしい。

私は,行く行くは欧米のように,
組は撤廃し,かつ仮に同じ金額の当たり(1等賞)を10本出すとしても,
10本とも10回抽選して,ぜんぜん別の当選番号を選んで欲しいと思う。

総務省?のお役所による税金徴収気取りはやめて欲しいし,財務省に対する越権行為にもなると思われる。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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