333 弁護士は敷居が高い?

そう言われて久しいです。

だから,司法改革だ,弁護士を増やせだの言われてきたんですよね。
競争が激しくなれば,少しはサービスがよくなるんでないかい,と嫌みを言われて。

しかし,そもそも弁護士の時給は安いのは,知る人ぞ知る事実です。

普通弁護士は,パッケージ処理です。
事件の最初から最後までやる。少なくとも一応の見通しがつくまでやる。
大きなパーツ,単位毎に分けるかもしれないけれども。

司法書◎のように,裁判所に提出する書面の各1頁あたり何千円とかではない。

パッケージ料金の場合,依頼者の話では,書面を5本くらい作ればよいかなと思っても,
相手方が予想外に抵抗したため,反論に次ぐ反論をしなければならなくなった。
それで書面が15本に増えた。
そうした場合でも,料金は基のまま,
あとはせいぜい,勝訴したときに成功報酬を貰うくらい。
敗訴すれば1年,2年も掛かっても成功報酬なし。

    これに対し,司法書★は,1頁あたり何千円,1本の書面なら何万円,
    書面が15本なら,数十万円となったりもする
    また書けば書くほどいただけるなら,より多く書くでしょう。

    弁護士よりトータル遙かに多く貰っていない?ということはよく見分する。

    最初のとっかかりにお金が比較的掛からないだけ。
    訴訟は元々相手のあることであり,すんなりいくことの方がむしろ珍しい。

    司法書▲は結局「敷居が高い」?



例えば引っ越しの運送依頼でも,楽々パック(トータルパッケージ)は高いですよね。
ヘタすると100万円くらいする。運送は別に,丸2日くらいの仕事で。

医者だって,それこそどんなサービスだって,
楽々パックやトータルパッケージは高い。
本来弁護士業務も,準トータルパッケージである点を捉えれば理屈上は高額になるはず。
ただし,あくまでも「準」ですが。

    加えて,依頼者の中には,実に要求が高い方もいる。
    あれは,どうなってる,これをして欲しいあれをして欲しい。
    本当に多くのことをさせられることもある。
    時間帯も自分の都合ばかり言ってきたりとか。
    大事なことでも,都合の悪いことには答えないとか,隠したりとか(=協力が得られない)。
    マスターアンドサーバントを徹底したい?かの人とか。

    それなら,普通のサービス業なら,料金は当然高くなります。
    しかも弁護士は法律のプロであり,多くの方が知らない奥義を提供することも多いのです。

    ですから,良心的な弁護士で最初格安の料金でやっていた人も,後に確認すると,結構請求するようになっていることもあるようです。

      ガソリンスタンドの店員さん曰く
      「最近100円,200円のお客なのに,まるで1万円,2万円のお客気取りで,平気で『これをしてくれ,あれをしてくれ』という人使いの荒い例が目立つ。」
      「大きなワンボックスカーのガラス窓を拭くには2人がかりで肩車でもしないと届かないし,綺麗にならない。綺麗にしないと納得してくれない。」
      「100円でもお客様はお客様ですが,お客様がいつもいつも神様とは限らない。」と。

「着手金40万円下さい」と言ったとき,
仮にその金額のみをみて,それを敷居が高いと言われるとなると,その点は少なくとも違います。

    しかも,資金に余力のない方は,今や法テラスを活用できます。
    立替払金につき月5000円程度の返済を認めてくれたりします。

    そうでなくとも,PayPal等経由のクレジットカード利用によれば,弁護士には一括払いでも依頼者様は分割払いになります。



【参考:税理士】
ちなみに,とある県の税理士さんは,不思議なことに
お金を月3万円以上は取っているのに,
伝票からの入力作業は全部会社や依頼主にさせるそうです。

    九州の弁護士の友達に言わせると,伝票の現物を入手次第税理士事務所に送れば,全部やってくれて,月3万円です。
    事務員2人,イソ弁3人もいる事務所の規模で,です。

    iPhoneアプリでも,伝票を撮影すると半データ化してくれ,そのまま税理士事務所に送れるようなのがあるはずですが・・・・。

とある県の税理士は,楽して稼げて良いですね。
一番辛い作業が入力作業ですから。
しかも,基本お役所だけを相手にする仕事ですから,慣れれば,仕事はかなり定型化できます。
敵対・妨害する等の相手方がいるわけではないのですから。

もしとある県で税理士に入力作業までお願いしたら,月に10万円,20万円も取られるかも。

    とある県の税理士は「敷居が高い」ですね,少なくとも私にとってはね(笑)。

弁護士料金は,通常毎月戴くものではありません。
毎月ン万円,ン十万円とかではなく,
最初に①まとまったお金(例えば数十万円),
そして②1,2年も掛かって仕事した上で,裁判で勝てたときに初めて戴く成功報酬です(例えば,数十万円)。

    大変な苦労の末①しかない例もままあります。敗訴すれば②はなしです。

    ただし,関連事件があると,オプション計算となり同様に,別途①or②(勝訴の場合)とはなりますが,①は基本事件の何掛けかに割り引かれます。
    ・・・・例えば,途中で急遽ⅰ保全を申し立てた,その決定に対し,ⅱ抗告,ⅲ特別抗告を申し立てたとなると,ⅰⅱⅲの各段階で戴くことがあります(この例は,敗訴事例ですので,全部負けた時は,割り引かれた①×3の料金が別途発生)。



いずれにせよ,トータルの仕事時間量で計算すると,弁護士の時給は極めて安いことが多いです。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:弁護士

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