332 夫婦破綻の本当の理由・・・・支配従属打破・レジームからの脱却

夫婦破綻の原因は,私は難しく考える必要はないと思っています。
私の中では極めてシンプルです。

それは,夫婦間に上下の関係が固定してしまい,それを重圧に感じる様になった人による反撃です。
戦後レジームからの脱却ならぬ,夫婦レジームからの脱却でしょうか。

仲の良い友人同志ですら,雌雄が付いていることが多いと言われます。
まったく完全平等対等では関係が持たないと言われています。
夫婦も一緒です。

お互いがともに譲らなければ,友人関係も,夫婦関係も,そして兄弟関係も終わります。

    関係に雌雄が付いているということは,
    要するに身分の上下の固定化です。
    言ってみれば,
    一方が,上に出ることを諦めて,相手の下に付いて差し上げている
    ことにもなるわけ。
    「彼だって優しいとこあるから」等と自分に言い聞かせて,下になってあげているわけ。

    「そうじゃない!」と言う方は,ならばお互いの関係を全部交換しましょうかとの問いにきちんと答えられますか?

ところが,いったん,身分が固定してしまえば,後にその立場の交換するのは困難です。
既得権益ですから決して離しはしません。

それで,結局コンビ解消,離婚となるわけです。

破綻の本当の理由は,相手方の立場に対する思いやりの欠如にほかなりません。


こんな例がありました。
平成一桁台の古いころの話です。
奧さんが嫁ぎ先でせっせせっせと掃除をしました。

よく揶揄される「四角い部屋を丸く掃く」ような手抜きをするわけではありません。
何部屋もの家を掃除していると,1つや2つやり残しがあるように見えることはよくあります。
掃除好きでも,それはあります。
いい加減にやっていたからだとか,目が節穴だからではないのです。

家の清掃を終えた直後,旦那は1つのゴミを奧さんに渡し
「これ,そこに落ちていたよ」

この夫婦は離婚しました。

当然ですね。
掃除は,「点」でするものではありません。
「面」,否,「立体的」にしなければなりません。

それを時間を掛けてやったのです。
にもかかわらず,旦那は,その終了直後,たった1つの「点」で全否定したわけです。

    しかも,綺麗に掃除をすればするほど,掃除する前よりも,掃除の仕方が比較的少しでも軽かった箇所が余計に目立つのです。
    これは仕事のムラではないのです。むしろ掃除がなされたことの効果です。

    そんなものを掃除後に見つけるのは,およそどんなバカでもできるのです。
    極めて単純な1秒以下の一瞥で,例えば1時間以上にも及ぶ大きな苦労を見下すのです。

言外には,「掃除はお前の仕事だろう」とか「もっと真面目にやれ」
という上から目線の態度がありありと認められるわけです。

    「だったら,お前がしてみろ,それをあとから私がチェックしてやる」
    と言いたくなるのは必然ですよね。

    でもその理屈は言わせない何かが横たわっているのです。
    それは上下関係を固定させている既得権益保護のシステムです。
    心理学的には,現状維持メカニズムとか,コンフォートゾーンと言うのかもしれません。

    法律家の中には,人の支配の賜物と説明する方がいるかもしれません。

本来,ゴミが1つ程度落ちていただけなら,夫がゴミ箱にそっと入れてあげればよいだけのことです。
わざわざこれ見よがしに指摘するのは真に嫌みです。

    夫は言うでしょう,「(私が手伝うことが)当たり前になるから」と。

    しかしこんな極僅かな労力すらケチるという,
    この思いやりのなさといい,セコさといい,
    もはや「人でなし」の域?に達しているとすら言えるかも。


これでは早晩離婚になります。当然ではないでしょうか。
この夫は,まるで,なっていないのですから。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:夫婦家事事件

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