277 平成19年以降の普通免許では中型は乗れず/無免許運転-免停取消と懲役・賠償の危険

あと,もう一つ,交通安全協会で教わったのに,
平成19年以後に普通免許を取った人は,中型自動車免許は含まれていないことです。
ところが,それ以前に取得した方は,中型免許が含まれているのです。
それは以前の経緯を尊重したのです。

ここに,混乱と悲劇が隠されているとのことでした。
無免許運転の罪になる人がやたら多いと。


すなわち,両親は,平成19年以前に普通免許なので中型免許も含まれ,8トンまで乗れる。
例えば,4トントラックで家業を営む時も,荷物を載せて8トンまでいけるわけ。

ところがその跡継ぎの若い息子らは必ずしもそうではない。
平成19年以降に取った若人の普通免許には中型は含まれていないため,お父さんのトラック等を乗ると,無免許運転になるわけ。

    ちょうど,昔の世代の人にとって,
    普通4輪免許しかないのに,大型免許対応自動車に乗ったり,
    750㏄バイクを乗ったりするのと同様に,
    無免許運転で捕まるわけ。



このように,若い世代が,親と同じように,
親の中型自動車に乗ってしまうと無免許運転として,免停取消になる。

怖いのは,家にある車だし,しかも家業となると,免停中に再び乗ってしまう危険もあること。
商売にならないから。

    免停による無免許運転が次なる無免許運転を生み出す連鎖は,法律家は良く知っている話です。
    運転技能がないのではないだけに,逆に危険度が高いのです。
    下手をしたら,若人は,自分の車を持っておらず,いつも親のトラックを乗っていたかもしれません。
    突然乗れなくなっても,なかなか止められないわけです。

    無免許運転を繰り返せば,罰金ではすまなくなります。
    懲役刑を科せられ,実際に刑務所に行く方も少なくないのです。

また,民事賠償も大変です。
無免許運転で事故を起こしたとき,任意保険に加入していれば,
その保険会社は被害者にはちゃんと支払ってくれますが,
しかしその後,無免許運転であることを理由に,支払った金を返せと言ってくるはずです。
これは大きな負担です。


最後に,
法律家は知っていても,素人さんは分からないかもしれない点をいいますと,
若人がこの法律を知らなかったからと行って,罪を免れることはできません。

要は,①平成19年以降に普通免許を取ったこと,
②運転した車が中型自動車であるなど,普通免許の制限を超える重量だったこと
以上の2つの事実でアウトです。

普通免許が何トンからダメなのかというルールを知らなくても,アウトです。

ただ,車が何トン,積載量何トンというように,
各重量についての事実認識があり,そしてそれが結局普通免許の範囲を越えていれば,違反です。

    なら,この事実の認識そのものを争う,という方もいらっしゃるでしょうが,ハードルは高いですよ。
    なかなか裁判所は通してはくれないでしょう。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:刑事問題交通事故

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