266 在特会の控訴に伴う供託金は1000万円!!

在特会の判決に関連する論考です。

在特会のYouTubeを見ていましたら,
桜井会長が,1500万円の支払の判決を出され,しかも供託金1000万円を納めさせられたので,
苦しくて倒れそうになったと言っていました。


この現象を法律家が説明します。

まず,一審判決で,金銭支払い命令がなされたとします。

もちろん不服であれば,控訴しますよね,上の裁判所に異議の申立てをする。
この場合,控訴審に審理が係属中は,一審判決は確定しません。

にもかかわらず,なぜ高額の供託金を納めるのでしょうか。


それは,一審判決に付された仮執行宣言があるためです。
一審判決に対し控訴されても,仮執行宣言が付されていると,
一審の判決送達日以降直ちに,仮に強制執行できる。

つまりは,在特会やメンバーの財産,とりわけ活動の資金や物資等を差押えをかけることができる。


だから,たとい一審でも,裁判は負けることは大変なこと。

しかももし,被告がれっきとした会社であれば,銀行取引停止まで喰らいかねない。
つまり倒産にまで至る危険もある。


その仮執行宣言潰しのために,控訴の申立てとともに,強制執行停止の申立てをしておくことになる。
(民訴法403条)

普通は,一審の判決をした部の担当裁判官に対し申込みをする。
すると,裁判官は,当の敗訴判決を書いた裁判官ですから,
判決にうたわれた仮執行宣言による強制執行を止めるには,
「担保,つまりお金を納めて下さい。」
となる。

そして,その担保金の相場は,結構高い金額になるわけ。
審理の末だされた一審判決にもかかわらず,その効力の一部棚上げなので,
つまらない金額では応じてくれない。
強制執行すれば1500万円取れる権利を封じるのだから,それなりの高い金額を納めることになる。

相場では,判決による敗訴金額の6割から8割
これを裁判所にまず納めて下さいと,こうなる。


1500万円負けた在特会が1000万円の供託金
というのはこの意味。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:民事裁判

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