256 旧ソビエト憲法から学ぶ,中国共産党(香港デモ支援関連)

雨傘革命
今はありませんが,現在の中共の姿を知る上で有益な
ソビエト社会主義共和国連邦憲法を見てみます。

39条
「ソ連邦の市民は,ソ連邦憲法及びソビエトの法律によって宣言されかつ保障されている社会的,経済的,政治的及び個人的な権利の自由の全てを享有する。」

その上で,①表現の自由は,
「人民の利益に従い,社会主義体制を強固にし発展させる目的」の下で保障される」
(61条)

②結社の自由は,
「共産主義建設の目的に従う」必要がある(50条,51条)


上記『ソ連邦憲法及びソビエトの法律によって宣言されかつ保障されている』
からしますと,
第1に,『ソビエト連邦憲法・・・・によって宣言されかつ保障』とある以上は,①②の憲法規定によって,市民の自由は制限されています。

第2に『ソビエトの法律によって宣言されかつ保障」とある以上,
①②の権利を,下位の法律で禁止したり内容変更できるということです。

    下位の法律によって憲法上の権利を,より正確には,
    基本的人権中の基本的人権の内容を決することができる点にこそまさに問題があります。

    日本では安倍第二次政権発足後憲法改正要件の緩和の問題が議論されました。
    改正要件を緩和することは何事かの世論が高かったのではないでしょうか。
    私も改正要件緩和は賛成ではないのです。

    しかしソ連や中共は,そもそも単に議会の法律だけで何でもできてしまうのです。
    日本の改憲論議よりも遙かに深刻であり,ヤバイのです。



憲法と法律の区別ははっきりとさせねばならないのです。
憲法は,本来であれば,時の政府や法律によっても侵すことのできない正義の法を規定すべきものです。
下位の法律とはそもそも次元を異にするはずなのです。

それはナチスドイツの「悪法も法なり」によるユダヤ人虐殺の様な悲劇を二度と起こさせないための大切な法技術です。

第二次世界大戦を経験しながら,憲法とその下位の法律の境界を曖昧にし,
むしろ下位の法律によって,憲法上の権利(正義の法による権利)を上書きできるかの取扱や仕組みがおかしいのです。

ナチスドイツの反省は,ここでは全く活かされていないことになります。

    あに図らんや,
    ソビエトでは,数千万人の粛正が行われたと言われていますし
    中国も,文化大革命によって,1億人近い市民が虐殺されたと言われています。



然るに,なぜ,日本は中国を応援し,スターリンを神の如く扱うかの態度の人がいるのでしょうか(名前をスターリンにちなんで「芳生=ヨシフ」にしたり)。

ナチスドイツはあれほど非難されつづけ(当然ですが),
かつそれに基づいて,日本も含め,世界各国が現代憲法を作り上げて,
法の支配(=正義の法の貫徹)を標榜したのに
なぜ,中国やソ連の,しかも大戦後の横暴には目をそらすのでしょうか。


【参考】

【安倍総理・・・・海江田の質問に,尖閣を護るのは当然,中国を煽っていない】

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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