227 香港デモに立ちはだかる中共の新「悪法も法なり」

香港デモは世界中が応援していますが,
実は,法律学的にいうと,中共の悪法のため,大きな壁があります。

中共の問題は,悪法を否定する正義の法=憲法が機能していないことです。


実は,世界は,戦後ナチスドイツの痛い経験から,憲法や法律の性格や役割について,大きく議論が進化しました。

    ナチスドイツは,「悪法も法なり」でユダヤ人大虐殺を敢行しました。
    法律で規定してしまえばそれが全てで,かつ絶対の拘束力を持つ。
    法律が絶対というわけです。
    法律に書きさえすればよい。
    それが民主主義の体裁を伴って,ファッショ,
    ユダヤ人大虐殺となった。

しかし,本来の「法」という観念は,正義の法を意味するはずである。
それは,如何に選挙によって選ばれた議会といえど,超えてはならない規があるということを意味する。
議会は,一時的な民意にほかならないし,
仮に多数決と言えど,個人の生命等の重要な人権を奪うことは許されない。

この正義の法を管理する役割を,法律よりも上位の憲法に委ねるようになった。

今や非難の多い押し付け憲法である日本国憲法も勿論その思想を受け注いでいる。


第2次世界大戦後の現代法は,
このように,憲法と法律を明確に峻別し,
法律を憲法の下に据えて,もって,
法律がむやみやたらと出しゃばってこないように,
法律が正義の法を犯さないように,
両者を事実上同列にしてまぜこぜにしないように
とりわけ注意するようになっています。

日本で言えば,違憲立法審査権です。
(日本は裁判所が法律を違憲とする例は少ないですが,
それは,内閣法制局ががちがちに厳格な憲法審査を事前に行っているからです。)


香港/中共の問題に戻って,
果たして,中共に仮に憲法があるとして,
憲法と法律の区別がきちんと付けられているでしょうか。

むしろ共産党が,憲法より上の存在として,法律を作るのですから,
法律と憲法の区別はまったくありません。

つまり法律が全てだ,とこういうことです。
ナチスドイツの「悪法も法なり」の中共版です。
なお,これは,香港に基本法があっても,一緒だと思います。
つまり中共が中国憲法よりも上の組織であって,かつ香港の上部組織が中国ならば。



スターリン主義も含め,
こうした共産主義における
憲法と法律の区別を取っ払う深刻な危険性について,
ハイエクが,ハイエク全集1期第6巻「自由の条件Ⅱ~自由と法」において,詳しく論じています。
→法治主義と法の支配は違う



安倍総理が,世界に向けた演説で
「法の支配のない国」と中共を暗に批判しましたが,
この法とは,正義の法のことです。

正義の法が中共にはないということです。
法律はあっても,正義を伴わない悪法しかないということです。

実際,文化大革命では1億人が殺されたと言われています。
これによれば,ナチスドイツを遙かに超える悪をしでかしているのです。

参考:
【中共マフィアを使って香港でも鎮圧画策】

【中共の卑怯な自作自演による香港デモ封殺企図】

【卑劣にも自作自演を基に突然中国大陸へ拡散報道】

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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