178 交通事故損害賠償,自転車は車と一緒か

交通事故の損害賠償算定基準は,1つではありません。

大きくわけて,
裁判所の基準と保険会社の基準があります。
(あと弁護士会による基準が2,3ありますが割愛します。)

2つの基準の優劣,それは裁判基準です。
当然です。法の支配です。

しかし裁判にならなければ,
結局保険会社の基準しかないことになります

ここに2つの基準の存在意義があります。


どちらの金額が高いでしょうか。
保険会社の提示金額が高すぎるので,裁判になる?
そうではないことぐらいは想像できると思います。


【違いが出る例】
①自転車と車との間の事故
[保険会社]
自転車は車だから,車同士・対等の事故として扱う
[裁判所]
自転車は車であるが,少なくとも自動車との間の事故では,原則対等には扱わない。
(ただし競輪用自転車等は,自動車と対等の扱い)

②新車の事故における評価損(格落ち)
・・・・車の引取価格が事故車ゆえに下落することによる風評的損害
[保険会社]
認めない。
[裁判所]
事例によって異なるが,概ね修理代金の3割程度を認める。

③遅延損害金
[保険会社]
認めない。
[裁判所]
ア 判決・・・・事故時から年5%(民法通り)
イ 和解・・・・地域によるが,例えば事故時から年5%*0.5



【弁護士特約付き損害賠償保険の存在意義】
弁護士特約付きの場合,弁護士が交渉することができます。
これにより,保険会社基準と裁判所基準間の橋渡し,調整等を行うことができます。

保険会社の職員の身心の労力負担軽減も効果を発揮します。

早期解決もそれなりに見込めるため,結局,
トータルのメリットは当事者・保険会社双方にあります。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

カテゴリー:民事裁判

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