56 弁護士は悪の手先?(2)・・・・身分社会の兆し

昔はお互い様の考えをする方が多かった。

    「自分を振り返って大したことがないのに,人様を責めるなんて」
    「自分や自分の子だっていつ何時,間違いを犯すか知れないのに,他人やその親を一方的に責めるなんて」

という方が,かなり多くいた時代を知っている。

昔は大多数が貧しく,特に身分や格差等もなく,人間皆平等といった感覚を持つ日本人が多かった。
敵と味方をさほど区別しなかった。

    もちろん,その相互理解精神の故に,
    弁護士を頼まなくても済んでしまったことは間違いない。



でも今はこれと似て非なる現象。むしろ逆。

今は,社会格差が大きく,自分の立場を護るのに必死。
お互い様はない。
例えば,正社員,非正規雇用,バイト等,身分が分断され,自分の立場を重視,他の分類の人への配慮はあえてしなくなっている。
敵と味方の区別が顕著になり,その間に大きな垣根ができあがる。

    それだからこそ,「なぜ悪人に弁護士が?」となる

    ただ,思うほど善人なんていない。
    徹底した悪人もそうはいない。
    そんなことぐらい,日本人なら誰でも分かる。

    弁護士は,
    そんな対立する2当事者間に,各々分け入って
    当事者の正しい各側面に1つ1つ光を当て
    要は,真の事実関係を見極めんとするだけ。



ところが,もはや伝統的な日本のお互い様の気持ちはなくなった。
身分や格差が固定化すると,価値観の共有はなくなり,もはやお互い様ではあり得ない。
公務員社会内部にはびこる身分の固定化もそれか?


例えば,
犯罪者だからといって,その親には普通全く罪はない。
育て方は全く間違っていなくても,そんな悲劇は起こる。
(他の子どもは全部成功している等)

    犯罪者をどれだけののしっても良い。ただ,
    その親が心を痛めて謝罪や弁償しようとすることまで,
    虫ずがはうほど毛嫌いして排斥するのは,
    万国共通の親心さえ理解したがらないのは,
    世知辛い世の中,格差拡大や身分の固定,
    そして,自分の立場を護ることに汲々としていることの顕れでは?

実に残念なことです。

                    -byフローラ法律・岡崎 from 2013.3.24-

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